第四章 白い鰐と縁切神社と神域は表裏一体
第4-01話 白きモノ
それは塀の中から、ソコソコの数が出て来ていたのです。
初めて出会う外界の味、全てが中よりはよかったのです。だからそれはそこに居を構える事にしたのでした。
そのころ神戸市の下水道局では、下水の一斉点検が行われようとしているさなかでした。
今回は前回時間調整に失敗してできなかった、深部も含めて点検を行おうとしていたのでした。
そんなおり、下水の中に白くて大きいものが居るということが分かったのです。
しかも、点検業務に当たっていた作業員二人が行方不明になったのでした。
この話が出て以降、下水点検時に白くて大きい何かが、居るという報告が相次ぎ起こったのでした。
流石にことがことだけに放置はできず、二人を捜索しましたが、見つからなかったのです。
当初警察にこの話が上り、兵庫県警が対応に当たったのですが、その白い巨大なものは拳銃程度でどうにかなる代物ではなく、もっと強力な火器を持ち対応できる装備を整えている自衛隊に話が行ったのですが
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本件はそういう意味では、イレギュラーだったのです。
ですが検非違使として放置はできないということで、対応可能な課を探したところ、八課の区分地域であったため、八課に話が回ってきたのでした。
「今回は狩りを行う」と、最初に課長がおっしゃったのでした。
「
私は突撃銃を出すことにしました。VFC VR16 SABER SD AEGの、出番です。
班長をふと見るといつものXM-8では無かったのでした。黒光りする銃身を持つ後装式の分隊支援機関銃をだして来ていたのでした。
「
「これか、コレはステアー重銃身仕様だ。威力はあるぞ」とおっしゃられたのでした。
そう言う「神無月さんのも、あまり見たことが無いやつだな? なんて言うやつなんだ?」と聞かれたので長い名前をこたえることにしました。
「これは取り回しを重視してある
ベースカラーが
「神戸支部でもこれを使っておられる方は二十名しかいないはずです。今回は徹甲弾の仕様になりますね。銀弾も予備に持っていきますが」と答えました。
風祭さんはG36を手慣れた様子で扱っていますし、温羅さんも珍しくM-8と五鈷鈴を準備しています。
皆が皆、突撃銃かそれ以外の兵装を扱っている状態でした珍しく副長の
太刀も持っていくようです。
佐須雅さんはFN P100A2を調整していますし、ラウさんはM11に追加弾倉を装備してその上で青龍刀をお持ちの様でした。
紅葉さんは今日は会社のほうの別件で動けないとのことでした。
折神さんは、M29はそのまま予備武器ににして、長良副長とは違う種類のショットガンを取り扱っていました、木製ストックでポンプ式の長良さんと違って全黒色でした。
そしてカートリッジ式になっていました。それは確かフルオートで撃てるショットガンだったように思うのでした。
研修の際に教えられてはいますが、手になじまなかったため、私は
副課長が珍しく、外部から今回に限り参加してくれることになった人物を紹介していました。
七班以外にも一班と二班と五班が出て来ていました。
一番多いのはM-8です、次点でM60C8が比較的多かったのでした。
あとはバラバラと言っても、過言ではありませんでした。
この辺が自衛隊と違うところでしょう。
10丁から5名の署名で発注できてしまうのが、
しかし、使用弾薬はある程度決まっているのです。
そういう制限は付くので、問題はなかったのでした。
第4-02話へ
--------------------《対応データ》--------------------
※この作品はフィクションです実在の人物や団体、
ブランドなどとは関係ありません。
VFC VR16 SABER SD AEG:私が使用している突撃銃でレーザーサイトやHMD-Ⅱとのリンクを備えており、また標準でサイレンサー仕様であり、かなり小回りが利く仕様に変更されているものです。
XM-8:斯波班長がいつも使っている突撃銃です。
M-8:上記の量産仕様品です。
G36:風祭係長が普段から使用している旧式ではあるが信頼性のある突撃銃、専用で四十ミリグレネイドがカスタマイズされている。
FN P100A2:佐須雅さんが使っているFN P90型の二〇三五モデル最新版で、五.四五ミリNATO銀弾が使えるようにカスタマイズされているのです。
M60C8:M60型重機関銃を改良に改良を重ねたC8型という二〇三五年モデルです。
検非違使の神戸分署では50丁程が使用されています。
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