第337話 ゆうちゃん、おばあちゃんに人見知り

ゆうちゃんのおばあちゃんの人見知りについてお話をしたいと思います。

不意に母方祖母が我が家に来ました。その時、ゆうちゃんは、保育園へ行っていて、私は、保育園へ迎えに出ようとしていた所でした。上着も来て、鞄も背負っていました。

私の実家が近所の大きな工場が解体された事により、鼠の住処となってしまい、ゆうちゃんを妊娠していたし、実家を離れ、アパートを借りて自宅としたのですが、「そろそろ鼠も居なくなったので、内装だけでも改装して、一緒に暮らそう」と言うお話になっています。その見取り図を持って来てくれました。でも、不動産会社兼建築業者との相談の途中のものを誤って持って来てしまって、今度新しい物を見せて貰う事にしました。

ゆうちゃんを保育園に迎えに行くのは、いつもベビーカーで徒歩ですが、今日は、おばあちゃんが、車で近く迄送ってくれました。「母は、両親でないし、登録していないから、保育園には入れないのです」と説明しても、彼女も相当の耄碌とXX病で、ちんぷんかんぷんな事を言うので、とても疲れました。入口で待って貰いました。私は、ベビーカーにゆうちゃんを乗せて出て来ました。

ゆうちゃんの好きなパンやちょっとしたお菓子を買う為にコンビニに行くのにもおばあちゃんにちんぷんかんぷんな事を言われたりされたりして、大変でした。でも、ゆうちゃんは、暗がりのせいか、おばあちゃんには気が付かない風で、大人しくしていました。

所が、ベビーカーから、おばあちゃんの車にだけあるチャイルドベストにゆうちゃんを固定する事暫し、暴れる事、泣く事酷かったです。おばあちゃんに人見知りして、大泣きです。暫く走っていると静かになりましたが、降ろす時は又、大変でした。でも、少し、アパートの前の廊下を歩かせて、冷静にさせました。きちんと歩いて、パパに「ただいま」と言えました。

いつもの様に直ぐに食事にしました。食事の間は、隣の寝室で寝ているひなちゃんをおばあちゃんに見せて、ゆうちゃんには、いつも通りに食べて貰いました。鯖の味噌煮が今日のメニューです。段々鰤が恋しくなって来ました。夫の好物なのです。今日は、ゆうちゃんは、きちんと食べました、機関車トーマスのふりかけが気に入ったみたいです。

おばあちゃんは、ゆうちゃんの前に姿を見せて、ちょっとびくびくされていましたが、無事に帰りました。実母が車を運転するのが、不注意で不健康なので、私は心配で、本当は歩いて欲しいのですが、致し方ないですね。

ゆうちゃんの人見知りは実母だけになのですよね。おばあちゃんとして、小さい頃に無視していたからでしょうか。

がんばれ、ゆうちゃん。おばあちゃんも努力しないとね。

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