第7節 別荘
第104話 志惟七ちゃん別荘
☆25 志惟七ちゃん別荘
2003/08/03 Sun.(生後70日)
志惟七ちゃん海山の別荘へ行く!
志惟七ちゃんは昨日主人の運転する車で初めて長距離ドライブをして、私の家の別荘へ行きました。
別荘は、海の傍にあり山の中にあります。
一旦海へ出ると、熱い潮風が吹き熱い砂浜がありますが、山の中へ坂を登ると涼しい松風が吹き爽やかな芝生と雑草があります。
その別荘は私が小学生の頃、父母が買ったもので想い出の場所です。
父の仕事が夏は書き入れ時なので、よく海の家が無くなる頃に来たものでした。
母の話によると、九月に入っていたとのことでした。
でも、これからはお盆前に来る予定です。
去年と一昨年は主人と来ました。
今年は、主人と志惟七ちゃんと来ました。
来年は、私達の子供もお腹に入れて連れて行きたいと思いました。
私は昨日、その日に嫌なこともあり、主人の帰りがこんなときに限って更に遅いこともあって、志惟七ちゃんのことも不安になって苛苛していました。
志惟七ちゃんの夜の餌を作るのを忘れてしまいましたので、缶詰の餌を我が家に来てから二度目ですが与えてみました。
志惟七ちゃんは連れて行くその晩にやけに騒がしかったのでとても心配してましたが、主人が仕事で使うタオルを入れてやると志惟七ちゃんは大人しくなって横になりました。
高速道路を使って早めに別荘のある所に着きました。
コンビニに寄って買い物をしてから、別荘まで車で登りました。
別荘に着くと早々真っ暗な中、雑草と闘いながら駐車して、志惟七ちゃんや荷物を降ろして、害虫駆除後布団を敷きました。
志惟七ちゃんは大人しいまま初めて別荘に落ち着きました。
缶詰の餌は無くなっていました。
色々なことがあって、私は眠れずに過ごしました。
コンビニで買った志惟七ちゃんによく似たミニチュアダックスフント・ロングヘアー・レッドのジグソーパズルをしたり、テレビを観たりして夜を過ごしました。
朝になっても志惟七ちゃんは鳴きませんでした。
主人と私が同じ部屋にいるせいでしょうか?
涼しいので志惟七ちゃんも過ごし易いのかも知れません。
別荘の井戸水がポンプが壊れて出ないことが分かって、志惟七ちゃんの固形餌をふやかすのに志惟七ちゃんのボトルに入った飲み水を使いました。
最初は少な過ぎてやかんが危険でしたが、程よく入れて直ぐに沸騰しました。
それでミルクを混ぜて与えると、少々食べていました。
環境が変わった為だと思われます。
六時から九時まで私は昼寝をしていました。
その間、主人も寝ていたようです。
志惟七ちゃんは大人しくしていました。
志惟七ちゃんを置いて、暑くならないように窓を開けたままにして主人と私は海へ出かけました。
海は暑くて気温はうなぎ昇りでした。
ビーチパラソルをやっきになって張って、間もなく海に入りました。
波が来るたびに大きいのが来たと言って、私達ははしゃぎました。
少しづつ、三回海で遊びました。
食事は焼ソバとポテトフライとカキ氷でした。
日焼け止めを塗ってはいましたが、私は水着の痕が付いたり鼻の頭が焼けました。
主人は肩を焼いてしまいました。
少しひりひりする海でしたが冷たくない遠浅の海で、愛している方と入れて楽しめました。
それから私が嘔吐したので午後一時半に海を上がってコインシャワーを浴びて着替え、主人はTシャツを来ただけで歩いて別荘へ戻りました。
着いたのは二時頃でした。
さて、心配の志惟七ちゃんですがやはり大人しく昼寝してました。
主人と私を見て安心したのか、特に鳴くことも無かったのですがその心境が顔に表れているような感じがしました。
志惟七ちゃんは、やはり我が子です。
自分の父親と母親が分かるのですね。
直ぐに帰る仕度をして志惟七ちゃんを大切に車に入れて、別荘を後にしました。
何故か出掛けに志惟七ちゃんは大便をしました。
長い直線的な大便でどうやって排便したのかしらと主人が不思議がっていました。
志惟七ちゃんは超能力犬でしょうか?
帰るのが分かったのですね。
お別れに、別荘で志惟七ちゃんと私で記念写真を撮りました。
帰りは行楽渋滞で大変でした。
行きの二倍は時間が掛かりました。
私は体調を崩してしまい、志惟七ちゃんの方が元気そうでした。
行きと同じくタオルを与えて安心させてやりました。
主人が私に眠ればいいと言ったのですが、思う所があり中々そうは行きませんでした。
主人と話をしてのドライブで、話題は志惟七ちゃんがあがりました。
志惟七ちゃんが車中でユニークな顔をしてたので、思わず主人の携帯電話のカメラで撮影してしまいました。
七時に自宅に着いて志惟七ちゃんを降ろし、ペットルームに連れて行って休ませてやりました。
間もなく餌を与えて今夜はお終いです。
志惟七ちゃん、ドライブは慣れましたか?
今度はもっと大変な緯度四度も離れた秋田まで行かなければならないのですからね……。
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