第61話 見えないうさぎ

晴。志惟七ちゃんは、私がホーランドロップイヤーラビットの佐祐ちゃんに話し掛けると分かるのです。佐祐ちゃんをお散歩に出したら、志惟七ちゃんはずっと吠えてました。余りに煩いので、佐祐ちゃんをケージに入れました。何が気に入らないのかしらと思いました。同じホーランドロップイヤーラビットの姫ちゃんの場合は追い掛け回すだけなのにおかしいと思いました。佐祐ちゃんに餌をやっただけでも、志惟七ちゃんはペットルームの引き戸を閉めてあって見えないはずなのに吠えるのでした。静かにしてよね、志惟七ちゃん。佐祐ちゃんもお散歩したいよね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る