第12話 自己肯定感が満たされる
オタク女性お決まりの台詞
《自己肯定感が満たされる》》
この感覚は男性に馴染みがありません
男性にも自己肯定感の低い人はいますが彼らは他者、ひいては社会を攻撃することに走りがちになります
例をあげますと、水商売の店員に説教するのは決まって男性です
彼らはちやほやされるだけでは満足できず、お店で働く女性に対して説教することでやっと満たされます
男性の場合、どうしても社会から抜け出せないのです
一方、女性は違います
そういうお店でキャストに説教をする人なんてまずいません
ただ先の話でもやりましたが、ホストやコンカフェに通う客で多いのは同業者
つまり、沢山の男性客からちやほやされている人です
なのに彼女たちは自己肯定感が満たされない――それでは駄目なのです、と言います
その理由はお店での自分は本当ではないとか、嘘偽りのない自分を認めて欲しいなどあるでしょう
しかし、あえて身も蓋もないことを言います
信者で周囲を囲っていながらも自己肯定感が満たされない人間はひとえに――その方々を下に見ているからです
そして、ホストやコンカフェで自己肯定感が満たされるのは好きな人に認知されているからに他なりません
ある意味、当然ではあるんですけどね
たとえば親が大好きで、親に好かれて褒められた子供は自己肯定感に満ち溢れています
逆に親が好きだったのに、その親から褒められないで無下に扱われると自己肯定感は育ちません
たとえ、別の誰かに好かれても満たされないんです
大事なのは自分が好きな人
自分が尊敬したり、認めている人に認知されているかどうか
ここで好かれるではなく、認知と言うのは無下に扱われても貢ぐ人がいるからです
自分という存在が好きな人に認知されているか否か
役に立てるか、嫌われないか
そして感謝され、好きになってくれないか
そういったプロセスによって、女性は自己肯定感が満たされると言うわけです
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