ヤンデレな妹?

霧影一族の桃花(つきげ)

プロローグ

(なぜこうなった…)


 俺は自分の部屋で自問自答をしていた

 寝返りを打つとジャラジャラという音が耳元でなった


(思えば朝から様子がおかしかったんだよな…)


「…ガチャ」


 俺の部屋の開く音が聞こえた

 俺がそっちを向くと…………

 笑顔の妹がいた


「おにぃ、もうわかってるよね」


「ごめん……なにもわからない」


「む~、おにぃが悪いのに~」


 妹は仰向けで寝転がっている俺の上に馬乗りになった


「じゃぁ、私がわからせてあげる」


 そんなことを言って手をこちらに伸ばしてきた妹を見ながら、俺は朝あったことを思いおこしていた

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