第39話  野営と3人の女戦士

 ガラグが陣営の振り分けをしてくれていた。各座ごとに班分けをしていたのだ。


 座長は全て処刑されたか逃げたと聞いた。

 大輔達の座長は逃げたらしい。

 街を出る時に戦っていた者は皆捕まっていたと。

 どうやら剣闘士は生きて捕まえ、本国で死ぬまで戦わされるらしかった。


 ガラグが見張りの班を作ってくれた。

 見張りをする者は明日の移動は馬車に揺られる。ただ、大輔は馬車組になり、中で今後の方針とかを協議する。


 今はテントにて各座の代表と話し合っていた。

 命令系統を作る為だ。

 基本的に5名〜9名で一つの班と言うよりパーティーを作る。

 それ以下の座は他の座と混合でパーティーを組む。

 各パーティーにリーダーを設定して行き、複数のパーティーを持つ座の場合は代表者をどれかのパーティーの代表者とした。


 それと非戦闘員で一つのグループを作り、代表者を立てた。


 大輔のテントの周りに代表者が集まった。

 代表者が隊長となり命令系統を作る。ガラグを副代表として行く。会議を開き、最早剣闘士としては解散になると。

 奴隷は大輔が開放するからとまだ奴隷がいたら直ぐに連れてくるのと、今ここにいる者は皆仲間と再認識していた。


 組織の名前はバックヤードになった。

 脱出した後はどこかの街でまずは冒険者として活動する。

 また性奴隷とされた者には非戦闘員の女性陣の中でサポート要員として助けて貰う。


 落ち着いたら抜けるのも留まるのも自由と。

 皆で屋敷を買いそこで暮らすのも良いなとなり、非戦闘員はメイドさんとして過ごそうとなった。あくまで暫定だ。先が見えないと不安になるからと基本方針を決めたのだ。


 非戦闘員は全員できっちり守るとして、今日はお開きになった。


 3人女剣闘士は来週から始まる女剣闘士の新人戦に出る為に来ていたと。


 ロレッタ

 リエラ

 シャロン

 の3名だ。

 大輔のテントにちゃっかり潜り込んでいた。


 大輔はいつの間にか皆から団長と呼ばれていて、柄じゃないと拒否するが定着してしまった。


 大輔はケイトとクレールに挟まれ布団にくるまった。

 寝る前にケイトを裸にし傷を丁寧に消していき、失われた乳首を再現してあげていた。それと無意識に胸に膨らみがあればとしていて、数日掛けて膨らんでいく。


 そしてクレールは年頃のザッツ美少女だ。大輔はその美貌に惹かれていて、悶々としていたが、やがてクレールの胸元に抱き寄せられ、心臓の鼓動が心地良いなと思いながら眠りに落ちるのであった。

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