ケンタッキーに来た日記

 ケンタッキーに来た。実はあまり来たことがない。注文方式がまるで分からず、

「あ、あ……チキン……ひとつ……」

という無様を晒した。

 ちなみに何故こんな話を始めたかと言えばこれが一応エッセイノンフィクションだからだ。Twitterにばかり書くのもなんだかなと思った。カクヨムフォローだけしてくださっている方もいるしなと。じゃあ近況ノートで良かった。迂闊を晒した。


 何はともあれケンタッキーである。猫舌なんですよ。熱くて食えないので時間つぶしを兼ねている。

 本日の注文はチキンフィレサンド? のセットとチキン1ピースだ。正直こんなに食えない。何故こうなったか説明すると「チキン……ひとつ……」の無様のせいで増えた。食えそうに見えたのだろう。

 ケンタッキーといえば私がうら若きロリだった頃を思い出す。田舎生まれの私は田舎生まれのため近くにファーストフードはおろかコンビニもなく家を出ると眼の前が山、右が田んぼ、左が辛うじて隣家という生活であった。しかし車で三十分ほど行けばケンタッキー的なものがあった。私はケンタッキーもマクドナルドも好きだった。じゃがいもを揚げただけでこんなに旨くするファーストフードを敬愛していた。

 家族で貪り食ったケンタッキーフライドチキンと残骸の骨の哀愁を何故かずっと記憶している。懐かしい。


 そんなわけでチキンフィレ? から食う。フライドチキン(骨なし)が挟んであるバーガーの時点で旨さが確約されている。うまい。レタスも久し振りに食った。草食っただこれ。チキンはやはり衣がここにしかない味わいである。コショウ辛さにマヨネーズらしきものが足されてちょうどよい塩梅だ。うまいじゃないかチキンフィレ!

 そういえば店員さんが爽やかで気持ちいい。ご近所さんか職場の先輩に欲しい爽やかさだ。店内は狭さ故に落ち着いた雰囲気で居心地も良い。めちゃくちゃ穴場なんじゃないだろうか? さようならマクドナルドin紙ストロー。

 なんか本当はケンタッキーにかこつけて自作語りでもしてやろうかなの面構えだったんですが最早どうでも良くなった。

 待望のチキンである。

 え〜〜っ……うま……。うまい……うまいわ……。

 小骨とかまったく気にならない。むしろ小骨はチキンのアクセサリー。皮うまっ……エリック・カートマン(サウスパークの登場人物)がケンタッキーの皮だけ食う理由がわかり過ぎる……。

 うまい!食べにくい!うまい……!!

 この衣どうなっているんですか?企業秘密?今聴いている9mmが全部ケンタッキーについて歌ってる気すらしてきた。

 ケンタッキーってマジで美味いですね!?

 来て良かった。ありがとうケンタッキー。


 片手で食うのが限界なので終わります。クソエッセイでごめんなさい。


 また会いましょう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る