第113話 蹂躙を始めよう!
ごめんなさい!
つい先日、お休みしたばかりなのですが再び体調を崩しました。
風邪やインフルやコロナ等ではなく、ただの偏頭痛なのですが……114話を投稿できそうにありません。
ごめんなさい! 明日には絶対に登校するからっ……!!
という訳で、私情で申し訳ありませんが、本日の投稿はお休みさせていただきます。
次回、114話は明日の深夜0時に投稿する予定です。
切実に……切実に! ストックが欲しいっ!!
*
『な、何なのだ! アレは一体なんだったのだっ……!?』
ふふふ、思惑通りかなり驚いてくれたようだな。
空間魔法を応用した監視魔法でアクムス王国王城の謁見の間を覗いてるけど……
豚……ピホッグ王はだらしない身体を揺らしながら唾を飛ばして喚き散らし。
謁見の間に集まった貴族達は騒然と忙しなく言葉を交わす。
セシリアが重鎮達を謁見の間に強制転移させてたおかげで、私の素晴らしい宣戦布告を受けてすぐに会議を開始できたみたいだけど……
『これは重大な問題ですぞ!
大国たる我らアクムス王国に対し、何処ぞの馬の骨とも知らぬ
『全くもってその通りです!
無名の新興国家に宣戦布告をされたなど、計り知れない醜聞となりますぞ!!』
『しかしながら、アレ程の事を隠蔽するのは不可能です』
『隠蔽できぬのならば、かような者共など蹴散らせば良い。
我らがアクムス王国の強大さを各国に見せつける良い好機では無いか?』
『ですが、敵はアレ程の魔法を使う存在ですぞ!?』
『確かに貴殿の言う通りあの魔法は脅威だが。
所詮は名も聞かぬ小国、何を恐れる事がある?』
『そ、それは……』
『それにだ、他の皆様にもお聞きしたい。
アレ程の魔法を扱える程の存在が、名も無き小国程度にそう何人もいるとお思いか?』
『卿の仰る通りだ。
敵にかの魔王や、その魔王と戦った勇者を筆頭とする英雄級の者がいるのであれば話は別だが。
多少の強者など所詮は多勢に無勢、我らの敵では無いでしょう』
いや、申し訳ないけど勇者や魔王クラスの実力者は結構普通にいるんだけど……
と言うか、セシリアの強制転移と私の超巨大積層魔法陣を見てなかったの?
バカなの? バカなのかな?
いやまぁ、あんなんでも一応は大国であるアクムス王国の中枢にいるわけだしバカでは無いんだろうけど……
アレは欲で周りが見えなくなってる感じかな?
『陛下、どうかこの私にかの者共を迎え撃つ大役の栄誉を』
『なっ! 貴様、抜け駆けするつもりかっ!!』
『陛下、ここは私にお任せ下さい』
『抜け駆けは許さんぞ。
陛下、私もかの者共を迎え撃つ第一陣に立候補いたしますぞ』
『私もです。
必ずや陛下の期待にそう光景をお目に入れて見せましょう』
『うむ、其方らの忠義嬉しく思う。
だが……』
『陛下?』
『此度の戦は我がアクムス王国を侮辱した
大国アクムス王国を背負う国王たるこの私自らがバカな愚か者共を討ち滅ぼしてくれるわ!!』
なんてが大層な事言ってるけど、欲望に塗れた顔が全く隠せてない。
まぁ、それは宰相グランツェ公爵を省くあの場にいるヤツら全員がだけど。
『グランツェ公よ、確かあの女は別の大陸から来たと言っておったな?』
『はい、別の大陸にて5年前に建国された国だと』
『では全ての海軍の出撃準備を整えよ』
『全て、でございますか?』
『うむ、聞いた事ないが……別の大陸から来た野蛮人どもに世界最強と呼ばれる我が海軍の武威を見せつけてやろうではないか!』
『……かしこまりました』
まぁ、誰も状況を完璧に把握できて無いだろうから仕方ないかもしれないけど。
欲望に目が眩んだ豚の分際で! 誰が野蛮人じゃ!!
こちとらお前らよりもよっぽど進んだ技術と文化を持ってるわっ!!
『せっかくこの私自ら私の女になれる機会をくれてやったものを…… まぁ良い。
あの女を力で屈服させ、自ら股を開らかせるのもまた一興、グフフ……』
うわっ! キモっ!!
今全身に虫酸が走った。
あっ、また鳥肌が……
『私が遊んだあとは主らにも貸してやろう』
『っ! 本当ですか!?』
『うむ、それに女はあの者だけではあるまい。
何気にするな、所詮は別大陸の野蛮人どもだ。
それに戦死扱いになるのだから……なぁ? 主らも存分に楽しむが良いわ』
うん、もう別に敵の会議を覗き見する価値もないな。
まぁでも、あんなクズどもが相手だったら一切の遠慮なく殺れるわ。
ちょうど向こうもやる気みたいだし。
ふふふ、欲に目が眩み勘違いした愚かな者共の目を覚まさせてやる!
「 蹂躙を始めよう!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます