それは

人類にとって強力でかけがえのない、sinなのかもしれない

コンクリートを割って出たたんぽぽのような、logなのかもしれない

月のクレーターを覆い隠すほど巨大な、↑↑↑なのかもしれない

新芽の軽やかな朝露すらかき消せないほど極小な、→+0なのかもしれない

しかし

一度ついた足跡が

進めた歩みが

その一歩が

なくなることなどない

（良かれ悪かれ）

地表にじらじら残る憧憬のxと

空間にもくもく散らばった不遜のyは

そして

誰かが見て

今日も歩こうと思ったのなら

そうやってxとyはイコールを得て

一つの方程式となる

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