コレテン!

無限反復横跳び

第1話 転生したぞ、おい

私の名前はカレコ!どこにでもいる普通の…


そう、これで良かった。普通で良かった。または、


転生したら、超最強の武器と超チートスキル、そして可愛い女の子たーくさん!!


これでも良かった。寧ろこれが理想だった。


なのに……


「君の親戚が借金をしていてね。身内が君しかいないから、ね?」


借金取りだ!!!


黒スーツに身を包んだいかにも怖そぉーなおじさんと民家と思われる場所で2人きりよ。

ここは転生前の私の家かな?

このままでは「転生したら借金だらけの劣悪環境だった」になってしまう。


うん、非常にまずい。

冷や汗が…オサレなカフェに行った時並に…


「だから君に払ってもらわないとね、こっちも困るから、」


うん、状況が異常。まず私は誰かすら知らん!親戚誰だよ、はた迷惑だなぁ!


「聞いてる?」


「はい、聞いてます。そのはた迷惑野郎は今どこにいるのでしょうか、」


めっちゃ早口で言った。陰キャがバレるわ


「君、たった1人の身内がどうなったかも知らないの?」


「あい、しりましぇん」


「死んだよ」


うん、


うん、、



重いーーーっっっ


あああああなんとなく予想はしておったわっ


私は椅子から立ち上がりフラフラと家を出ようとする。


「ちょっと待て、どこへ行く。」


借金取り氏、戸惑う。


「人生、もう一度リセマラしてきます」


「は?」

借金取り氏、また戸惑う。


私、次こそはキャラ設定ガチャSSR引けるだろうか……


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