25 マミ 新生活を始める (2)
***
何だか一糸纏わぬマミに見惚れてしまうフレナが、「…前にマミちゃんの
裸見た時には心配事が有ってあんまりきっちり観てなかったんだ……。
こうしてあらためて観てみると、なんだかすごくきれいだし可愛いし…、
…エロいし……」と、思い切り頬を染めてしまって。
「!!!!っ、エロいって、そんな…!!!!」と、真紅の頬のマミが、
取り乱し、「!!!!っ、フレナってばっ…!!!!」と、ミーユも、
真っ赤になってかなり取り乱す。
そこへ、妖精族の美少女魔術師フィリスが、純白のエプロンと
純白のヘッドドレスと太股が殆ど露出するミニスカートに
両太股の半ばから両の爪先までの純白のニーソックスを組み合わせた
漆黒基調のメイド姿で、「…済みません!、食材のお買出しに
時間が掛かっちゃって…!!」と、あわて気味に入って来て、
「…!!!!っ、何をしておいでなんですかっ…!!!!?」と、
一気に頬を真紅に染めて思いきり取り乱し、
一瞬間が有って、「…うわあああっ!!!!」と、大いにあわててマミが
両手で股間を隠し、一瞬遅れて片腕は胸元を隠す方に。
「…済みません…、先にお洋服の事の方をマミ様に
お話ししておくべきでした…」と、事情をフレナから聞いたフィリスが、
酷く申し訳無さそうにうつむく。
「…あー、いや、別に、謝ってもらう様な事じゃ…」と、マミが、
取り敢えず、純白のタンクトップブラウスに太股が殆ど露出する
純白のミニスカートを身に着けて、可愛らしい臍が合間で時折
露わになっている姿で、うろたえ気味に
なだめようとしつつ、「…ところでフィリス…、その格好は…?」と。
うつむき気味に、おずおずと、フィリスが、「…わたし、その、
勇者様直属の従者で…、その、魔術師としてだけでなくて、その、
…メイドとして身の回りの事全てに関してお仕えする事に……」
「…身の回りの事、全部ー!!!!?」と、思わず、マミが、
またも頬を真紅に染めて。
「…!!」思わずミーユが、切なげに、何だか胸が痛そうに、
身を震わせて、「……」その様子をフレナがどこか切なげに、見つめて。
「…いいの?、それ…?」と、何だか思わず当惑して、マミが。
「!!!!」思わず身を震わせて、フィリスが、「…わたしじゃ、
お気に召しませんか…?」と、何だか泣きそうに。
「!!っ」マミがあわてて、「あ、いやっ!!、そういう事じゃなくて!!、
その、フィリスは、それでいいの…?」
「え…?」フィリスが、何だか訳が分からない様子で。
マミが、「…その、フィリスは、おれの事ろくに知らないんだろうし、その、
いきなり知らない奴のメイドにされちゃって、その、…嫌だったり、
しない…?」と、気まずそうに。
「!!!!っ、」フィリスが、かなりうろたえて、「そんなっ!!!!、
そんな事!!っ、…その、わたしなんかには、もったいない、お役目で…、
第一!!、勇者様の従者に選ばれたのはわたしの宿命ですから!!、
その、嫌も何もありませんから…!!!」と。
「!!!!」何だか、少し酷く、マミが震えて、
数瞬間が有り、「…宿命だからって、絶対従わなきゃいけないっていうの、
おかしくないか…?、
…フィリス自身の意志は、どうなるんだよ…!!!!?」と、
思わず、両手でフィリスの両肩をそっと掴んで、真摯な瞳で、
フィリスの瞳を見つめる。
「…勇者様……」
「…マミでいいんだけど、」と、マミがフィリスに思わず
苦笑しつつ、「…別に、宿命だからって無理してメイドしてもらわなくても
いいし、フィリスの意志で、したい様にしてもらうのが、
一番いいんじゃないかな…?」と、穏やかに。
「……マミ様……」思わず、フィリスが、マミの瞳を見つめて、
ふと、うつむき気味に、「…でも、わたし…、したい様に、って
おっしゃられても、どうしたいのか、その、…今は、何だか、
よく解りませんし…、…お役目を放棄する訳にも行きませんし…、
…それに、」
「それに…?」と、思わずたずねるマミに、
何だかどうしようもなく頬を染めてしまいつつ、「…その、
わたし、今、その…、…何となく……、
…マミ様にメイドとしてお仕えしたい、って…、感じてます……」と。
「…そう…?」と、頬を染めて戸惑うマミに、
「…構いませんか…?」と、おずおずとたずねるフィリスに、
「そりゃ、構わないし、…そう言ってもらえるのは、正直うれしいし…」と、
マミがはにかみつつ微笑み、
「…マミ様……」と、一層頬を染めたフィリスが、何だかもじもじする。
「……」ほのかにうつむくミーユを、
フレナがもの思う様に、見つめている。
「…何やってるの…?」と、不意に、クレイアが、
純白の半袖パフスリーブブラウスに、太股が殆ど露出する純白の
ミニスカートを纏って、合間で美しい臍が見え隠れする姿で、
入ってくる。ブラは着けていない。
「!、あーいや、取り敢えず、普段着が何とか決まったかな、って、
とこで…!」何となく焦るマミの、瞳を、クレイアの瞳が見つめて、
ふと、その瞳が、ミーユの瞳に、フレナの瞳に、フィリスの瞳へと、
向けられていって、また、マミの瞳を何となく見つめ、「…あんまり、
揉め事は起こさない様に配慮してね。
これから同じ家で暮らすんだから。」と、淡々と。
「!!!!」思わず、少し酷く、ミーユが震えて、
「……」フレナが、何となく少し遠い瞳になり、
「…!!」フィリスが、うつむき気味に何となく震えて、
「!、いやまあ、揉めるつもりは、ないんだけど…」と、マミが、
戸惑い気味に。
「……」少し溜め息をつくクレイアに、
マミが、「…クレイア、そんな服持ってたの…?」と、
ほのかに目を丸くしたみたいに。
クレイアが、「…普段から如何にも暗殺者らしい格好してたら
逆に暗殺者なんて務まらないでしょ?、普通の女の子らしい恰好って事で
配慮しとかないと。」と、しれっと。
「…なるほど。」と、マミが。
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