10 ひとしずくの

深い孤独を抱えて

君は僕の許に来た


僕は君を拒絶し

君を受け入れた


君は深い憂いの淵に沈み

僕との間をたゆたった


あるいは

それは絶望


苦しくて

苦しくて


この手を灼けた大地に晒した


きっと


僕が求めたのは

いってきの水


君が求めたのは

ひとしずくの情熱


ああ

人生は残酷だ

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