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お嬢様の美しさに 憂いがあるのは
更なる哀しみに襲われたからです
誰も知らない わたくしたちの秘密です
一瞬の煌めきは 永遠の別れに
お日さまが沈めば また昇ると言うのに
お嬢様は 明けぬ闇を 持たれてしまわれた
まだ初々しい少女の頃の初恋は
あまりにも美しく
そして 儚いものでした
純粋であるがこそ 思いは強く
互いを 引き寄せあうのでしょう
無垢であるほどに 強烈に
些細な種火は 急速に燃えあがり
焦れた胸を癒すが為に そのお姿を求め
遂には 思いを確かめたくなったのです
しかし お嬢様はまだ若過ぎて
恋が危ういことを お知りにならない
その初恋が 全てであると疑わずに
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