第15話- 海談
夜の海に一人で近づいてはいけないよ。子供の頃からそう言われていた。
ある夜、何気なく海岸に行くと、真っ黒な塊が海からやって来て私を飲み込んでいった。
目が覚めるとそこは見知らぬ異国の地、絶望の中、夜になり、また飲み込まれてみたのだが、
地球の7割りは海だと言うことを忘れていた。
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