7月 26日 きっと長男の元気のもとは、原子力エネルギーだと思う

13:00

 今日も長女の部活があった。

 長女は吹奏楽部。楽器も持って帰れる大きさなので、いつも持ち帰っては練習している。

 だが、長女がその楽器のケースを持ってきてとある相談を私に持ちかけてきた。


「この楽器ケースぼろぼろなんだけど、お母さん直せない?」

 見ると確かに本体の外側がぼろぼろになっていたけれど、学校所有のものだしそんなことしてもいいのだろうか?

 そんな疑問を汲み取ったのか、長女は思い出したようにつけ加える。


「今年楽器の修理にお金がかかりすぎて(新入生がたくさん入ったため)新しいのを買えないから、お母さんがお祭りでバッグ作って売ってるのを言ったら(先生が)、だって」


 ……ん? 

 いや満面の笑みで言われても。

 これ相談じゃなくて、もう直すの決定じゃん……。



15:00

 長男と畑でトンボとり。

 意外とすばしっこくて幼稚園児には捕まえるのは難しいらしい。

 幼稚園ではシオカラトンボが人気らしく、それを取ってとお願いされる。トンボなら何でもいいじゃんと思うけど、彼なりにこだわりがあるんだろうな。

 わかんないけど。

 さすが男の子、捕まえたトンボを全然平気でわしづかみするから見ているこっちが噛まれないか不安になる。


 今日は三女の習い事があるため、バスが来るまで長男も一緒にお見送り。

 だが三女が嫌がってるのにトンボを押し付けるものだからその罰だろう。

 

 せっかく捕まえた二匹を逃がしてしまう。

 もう捕まえません。くたくたです。



18:30

 三女のお迎え。

 今日は長男のお友だちもお兄ちゃんのお迎えに来ていた。その子とはとても仲が良く、幼稚園でも一緒に遊んでいる。

 でも幼稚園児が二人になると、そこはたちまちやかましい。

 

 長いお休みで退屈しているから少しは多めに見ようと思っていたが、さすがにミミズを石攻めするのは見過ごせない。

 本人たち曰く、石に挟まれてもミミズは死なないと思ったらしい。普通に圧死するんじゃないかな? と思うけど。


 あなたたちのなかではミミズって超人なの?

 ちぎれても生きているとでも?

 ミミズを倒せるのはおしっこだけって思ってない??


 男の子はつどうと厄介なことをやらかすのは、どこのお宅でも同じらしい。

 もう予想が追い付かないやあ。

 早く幼稚園はじまらないかなー?

 彼の元気は、もう私だけでは使いきることは出来ません……。

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