第58話「まさかの再会はカラオケで」
「ここは飲みほ付きで180円かぁ……北口のは170円だよね……会員居ると安くなるらしいけど誰か居る?」
井上さんがテキパキと指示を出して行くと澤倉がここの会員だったらしくスマホを見せる。予約よりも店頭で受け付けした方が早いと言う井上さんの言により結局予約は止めて六人で受付に来ていた。
「あ、凛さっき頼んでた――「おっけ……てか隔離しといた方が良いからね。あんたら二人は……下手に近くに居たら色々気まずいし」
「うっわ……狭霧ホントにあれを使うんだ……トイレの時に外から見た事有るけど大部屋でも置いてあるんだアレ」
女性陣と澤倉が何か話しているので苦手な私と河合くんは二人で軽く雑談でもしながら四人に任せて待機していた。しかし雑談しながらも気になったので見ていた、次回来店のためにしっかり見ておこう。
なるほど、ファミレスのようにセルフの飲み放題があるのか……場所は、この階と三階にある……トイレと非常口の場所は……と、考えていると暇になったようでわき腹をツンツンして来る幼馴染兼仮恋人がニヤニヤしながら話しかけて来る。
「信矢? 珍しい? 教えてあげよっか?」
「ええ、今後の参考に……さっき井上さんが言っていた機種と言うのは?」
「あ、うん。カラオケの機種だよ私が知ってるのだとDOMとJONかな? 色々違いがあるけど曲数とか曲目とかPVで違いがあるんだよ」
ドム?ジョン?誰かの名前だろうか?それにPV?歌を歌うのでは無いのだろうか?謎だ……。とにかく曲数とかが違うのだけは分かった。
「バカップル~!! イチャ付いてないで行くよ~!? 三階だって~」
「うん!! りょうか~い」
私たちは二人でエレベーター前で待っている四人に合流して三階へ向かう。誰かに見られている気配があったが店員だろうから気にはしなかった。ただ一瞬だけ鋭い気配を感じ振り向こうとしたら既にエレベーターは閉まった後だった。
「気のせい……たまたまか……?」
「どしたの? 信矢?」
「いえ、何でも無いですよ……やはり少し緊張してる……かな」
「は、初めては緊張するし仕方ないよ……わ、私に全部任せてよ!! 優しく教えてあげるから!! 大丈夫!! 二人で頑張ろ?」
狭霧……言い方が……こんな事を考えている私自身が不埒なのかも知れないが……落ち着け我が心……これならES276を飲むべきじゃなかった……頭痛が入れば冷静でいられたのに心臓が痛いくらいに鼓動が止まらなくなってきた。
「エレベーターとか狭い中で止めて、本当に止めて~」
「てか春日井も面白いと思ってたけど竹之内ちゃんも意外と面白い性格してんだな……こりゃしばらく二人見てるだけで楽しめそうじゃん」
そんな事を話していると目的の階に着いて部屋に入る……思ったより広い……そして薄暗い?視界が不鮮明でかつ広い場所か……戦うには不向き、あの工事現場のリングを思い出す……ま、ここがその工事現場だった場所に建ってるビルの一つなんだけどな。
「おお~やっぱ南口の方が新しいから部屋もきれいだね?」
「俺は今年の二月くらいのオープンしてすぐの時に打ち上げでここ来たから知ってたけど、北よりやっぱ新しいんだよ機種も最新だし」
確かに清潔感が有る部屋で佐野さんがはしゃいでるし、狭霧もキョロキョロ部屋を見渡している。いや何かを探している?
確か商業施設は去年の十二月にオープンしたと七海先輩とドクターが言ってたな……あの二人はカラオケとか行くんだろうか……?時間の無駄とか言いそうだな。
「信矢~!! 私たちの席はここだから。ここ座って」
「ええ……ってこれは……」
狭霧が座っているそれは明らかに周りに比べ異質だった。テレビなどで見た事のあるイスは壁際、またはテーブル付近の黒いビニールレザーのような材質の長椅子だ。それに対してそれは……。
「カラオケにもあんのかよ……」
「そうみたいだな、これがカップルシート?」
男子二名も騒然としている一方で狭霧を含めた女子三名はキャッキャッと触ったり写真を撮ったり色々している。
これに座るのか……このピンクの二人掛けのソファーに……クッションまで完備とは……しかも二人用のくせに若干狭く1.5人掛けに近い。そう疑問を口にすると井上さんと佐野さんがすぐに答える。
「だって狭く無ければ二人でくっ付けないでしょ~?」
「合法的にイチャつくためのもんだからね仕方ないね。早く座りなさいよ? 副会長さん? カノジョ待ちきれないみたいよ?」
「信矢~!! は~や〜く~!!」
既に残りのメンツはそれぞれポジションを決めたのか座っていて後は私だけだった。ちなみに空いている席の方に目線を向けると後ろから威嚇するような声、うなり声が聞こえてくる。私は覚悟を決めると狭霧の横にポスっと音を立てて座った。
「まずは乾杯か……ここは副会長……は、話長そうだし……じゃあ私が行くけど良い? みんな?」
「おっけ~だよ優菜!!」
「盛り上げちゃって佐野さん!!」
澤倉と狭霧がノリノリで言うので、お任せしよう。狭霧はすでにコップを持って乾杯の体勢だったので私も自分のコーラを持つ。
「乱闘騒ぎとかファンクラブ騒動とか色々あったけど、私たち女子バスケ部のエースの狭霧と実はその幼馴染で付き合い始めた生徒会副会長の春日井くんの恋人生活初日を祝って……かんぱ~い!!」
「「「「「かんぱ~い」」」」」
こんな風に狭霧との関係を祝ってもらえるなんて数週間前までは考えられなかった。横を見ると狭霧とグラスをぶつけるとプラスチックのカツンという音が鳴る。薄暗い中で彼女の瞳も髪もいつも以上に幻想的に見えている。と、その美しい光景にため息をついているとそれを遮るように井上さんがマイクを持って立ち上がった。
「じゃあ最初は……私が行くよ!! 優菜と狭霧も付き合って!!」
最初は何とか坂とか言うアイドルグループの曲らしく合唱だった。マイクは四本も用意されているので途中から澤倉も参加したりして実に楽しそうだ。思わず拍手をしていた。
「じゃあ次は俺行きま~す!!」
澤倉がそのままマイクを持って曲を入れて行く。さっきから皆が弄っているアレが機種のようだ。見るとDOMサウンドと書いてあるからJONじゃないみたいだ。タッチパネル式で曲名を選んでいる。見たら大型のテレビスクリーンに映像も流れている。さっきは狭霧の表情や歌声に注目し過ぎて気付かなかったがこれがPVとか言うやつなのだろう。
「えっと、次はこれを……勝負曲……!!」
「狭霧?」
「えっ!? 曲名見ちゃった!?」
「い、いえ操作方法をと思って今見たんです」
嘘である。曲名は大好きまでは見れた……しかし歌う曲名を見られたくないのはどうしてなのだろうか?カラオケ……奥が深い……。次は河合くんが男性アイドルグループの曲を歌っていると、またしても途中で澤倉が乱入する。そしてそのまま自分の入れた曲に入る。慣れている……さすがだ。
「ね? 信矢も何か歌ってみない? ここで検索して、ジャンルとかでも良いんだよ?あと歌手名とか……」
その機種の端末を持ちながらピッタリとくっ付いて教えてくれているのだが近い、最近はこの距離に慣れていたがこの薄暗い場所、そして必要以上に意識しているせいで彼女の甘い香りも相まってクラクラしている。何か答えたようだが全部「ああ」とか「うん」とか答えてしまっていた。雰囲気で軽く酔ってしまったような不思議な感覚に困惑する。
「次の番は……私だ……信矢っ!! ちゃんと聞いててね!?」
そう言うと狭霧はその場で立ち上がった。今まで立っていたのは河合くんだけで他の三人は座ったまま歌っていたので注目が集まった。
「お、本日の主役のご登場じゃん……ってガチ曲!! タケ見せてやんな!!」
「ふっふっふ、と~ぜん。私が教えてんだから当たり前よ狭霧、頑張って!!」
それは静かなイントロから始まってしっとりした曲で、徐々に盛り上がって行く、歌詞の意味は何となく分かる。ラブソングだった……。恥ずかしい、恋しい、とか歌詞がすごい入ってる曲なのでその手の曲に疎い私でも分かる。
「ずっと、大好きだよ~~♪」
そしてこちらを見降ろしながら潤んだ目でニコリと笑って間奏に入ると「どう?」と目で訴えて来るその笑顔はいつもの笑顔と違って少し大人で妖艶だった。正直言うと圧巻された。ライトに照らされ輝くブロンドとヘーゼルの瞳は光の反射で様々な色に変わって私の知らない狭霧だった。その後も二番までキチンと歌いきるとマイクを置いて隣に座った。
「えっと。恥ずかしかった……けど、どうかな?」
「なんて言うか言葉……が……出ないと……初めて、思いました」
乾いた口で喉が少しヒリヒリする。唾を飲み込んで何とか言えた感想はそれだけで、情けなくカッコいい誉め言葉一つ満足に言えないそれが正直な感想だった。目の前の彼女しか目に入らない、そして綺麗だった。
「そっか……大成功!! だね?」
「えぇ……綺麗だ……」
「えっ!? ちょっ!! もう信矢? あっ……ほんとにそう思ってるんだ……」
私の表情で察した狭霧も興奮で赤くなっていた顔が今度は羞恥と何かを
「はいはいストップ!! それ以上は見てるこっちもマズイし、R-18にレイティングされるからダメだよ~?」
「井上さん、このまま止めなきゃキスくらいは見れたかも知れなかったのに~」
「澤倉、止めとけそう言うのは二人だけでするもんだ。あまりからかうなよ」
そう言って場を和ませてくれた三人に、いや一名は、からかい目的も見えたが取り合えず感謝していると次の曲に入る。次は佐野さんだった。明るいノリの曲でPVがアニメだった。らららと入る曲で狭霧の表情が大人っぽい顔から無邪気なそれに変わる。知っているアニメだった。
「い~ぬも歩けば、ハモリだすっ!!」
「「ワンッ!!」」
気付くと二人で合いの手を入れていた。そう言えば小さい頃に日曜の朝に見ていて二人でその時も毎回合いの手を入れていたのを思い出す。私の家で見る時もあれば狭霧の家で見る時もあったなと懐かしさでいっぱいになった。
「おや? 意外とアニソンの方が行けるの? 副会長?」
「毎週朝から狭霧と見てましたから自然と覚えましたよ」
「うん。そうだね隔週でお互いの家で見てたよね~!! 信矢の家行く時は先に前の番組二つ見てたよね?」
「お、それなら俺も見てたぜ!! 戦隊とかライダーも」
やはり同い年でみんな日曜朝は似たような過ごし方をしていたようで河合くんも澤倉も同じだった。気付くと女子も含めて全員で話して次の曲を入れるのを忘れていたので休憩がてらに、ちょうど良いから食べ物を注文しようとなってフードメニューを見る。
「あんまし高いのは無理よね……ま、山盛りポテトくらい……よね? 皆も夕飯前でしょ?」
「ああ、俺も帰ったら飯って言われてるな」
「あ、夕ご飯の用意しなきゃいけないんだったぁ……面倒だなぁ」
狭霧が嫌な事を思い出したと言って不貞腐れるので頭を撫でるとピッタリくっ付いて膝に頭を乗せて来た。まさか私が膝枕をする方になるとは……。
「そこサラッとイチャつかないで~! じゃあポテトくらいでいいかしら?」
「凛!! 私これも食べたい!! てか皆でやりた~い!!」
「おおっ!! いいじゃんこれやろうぜ!! ロシアンタコ焼き!!」
佐野さんが指差したのはロシアンルーレットならぬロシアンタコ焼きだった。数はちょうど六個からだったのでポテトと一緒に頼むことにした。それからまた話をしていると女性の店員さんが入って来てメニューを置いて行く。
「失礼しま~す。こちら山盛りポテトとロシアンタコ焼きになります。ご注文お揃いですか~?」
「はい。だいじょ……うぶです?」
「どうしました? 狭霧?」
「あの……お客様? 何か有りましたか?」
その女の店員さんと目が合うとメガネをかけた黒髪の女性で特に変なところは無い。狭霧はなぜかその人を見ている。私と井上さんが慌ててフォローに入る。
「すいません。何でもありません。注文は揃いました。ですよね?」
「え、ええ。大丈夫です。この子少し変なんで~!!」
「はい。ではごゆっくりお楽しみ下さい。失礼しま~す」
そのメガネの女性店員は今度こそ部屋を出る時も最後まで不思議そうな顔をしていた。私以外も気になったのか聞いてみると狭霧が言うにはどこかで見た事がある気がしただけとの事だった。
「あはは。ゴメン、なんか止めちゃって。じゃあ続きやろっか?」
「タコ焼きは良いんですか?」
「まだ一人歌ってない人が居るからその後ね~? 狭霧これで良いのね?」
佐野さんが狭霧に何かを渡している。小さいメモ用紙だった。それを確認すると覚えてるから大丈夫とか謎の会話をしていて、それが終わると彼女はこちらに向き直りカラオケの端末、デンクモを操作し始めた。
「うん。では今から信矢にはある曲を歌ってもらいます!!」
「いえ、私の歌える曲なんて……ご存知のように流行の曲を含めてほとんど知らないのですが……」
「問答無用!! 大丈夫、信矢にだって歌えるものは有るから!! 信じて? 短めだから大丈夫!!」
そう言われると何も何も言えなくなって「分かりました」と言って狭霧が操作するのを見ようとしたら立たされ直前まで曲は教えてくれなかった。そしてイントロが入った瞬間に曲が分かった。歌詞の表示されている画面は古いアニメのOPをそのままPVに流用しているようで、最初の意味不明な英単語の羅列を一気に歌うと日本語の歌詞に入る。
「色あせないっ!! 熱い思いっ!!」
「私の想いも、色褪せないっ!!」
なんか横からマイク無しでの合いの手が狭霧から入った。もちろん公式でも何でも無く、見ると佐野さんが会心のガッツポーズをしている。さっきのメモといい作ったのは彼女のようだ。取り合えず歌える曲なので歌って行く。
「ま~なざし!! 守りたいっ!!」
「いつも守って!! 私だけっ!!」
どうやらチョクチョクとこの謎の合いの手は入るらしい……その後も『私も信じる信矢の
「TONIGHT!!」
「今夜は絶対、離れないっ!!」
そう言うとドヤ顔でソファーから見て来る。若干引きそうになったが狭霧が全力でやり切った感を出しているので半分苦笑いをするしかなかった。そして褒めて褒めてと目がキラッキラしているので素晴らしかったとだけ言っておく。その時の満足気な顔は一生残しておきたいくらい可愛らしかった。
「それにしても覚えてたんですね、このアニメを私が好きだったの」
「うん。私たちが生まれる前のアニメだけど再放送で信矢が熱心に見てたから覚えてたんだ~」
「てか春日井もこれ好きなのか!? 俺は別な機体が好きなんだけどゲーセンとか行く系か?」
見ると澤倉が乗って来ていて、違う曲を探し出していた。それも私たちが生まれる前の同じシリーズ作品でしかも男性ボーカルだった。ちなみに曲だけは知っていたので私も相乗りして二人で歌っていた。
「たぁ~かくはばたけ!! おおぞらを!!」
そしてこの流れになぜか佐野さんまで乗って来てまたまた別のシリーズ作品の歌を歌い出す。狭霧にあとで聞いたところ実は彼女は隠れオタクだったらしく、この間までアニソンを封じていたらしい。その反動で長年考えていた合いの手やらオタクバレしても大丈夫な人間を見つけてこの三人で歌いに行く事が増えたとの事だった。
「まさかアニソンのノリになるとは……」
「優菜もオタ隠しが大変だったのよ……河合くんは歌ってあげないの? 男の子なら分かるんじゃない? ロボットアニメの曲とか」
「いやいや井上さん、男だから詳しい訳じゃ……」
残りの二人は二人で四人のノリに若干置いて行かれて要るが別に嫌な訳では無さそうだったので良かった。本人らだけが盛り上がっているのは実は割とあるあるらしいので周りの変化に機敏に反応しなくてはいけないのだ。
「ふぅ、歌ったわ……そう言えばタコ焼きまだよね? 冷めちゃったけど、そろそろ行こうか?」
「おう!! 待ってました!!」
「ロシアンタコ焼き、つまりどれか一つが外れ……ですか?」
「そこの壁に貼ってあるぞ?」
河合くんに言われ見ると激辛ハバネロ入りと書いてある……確か唐辛子の一種で死ぬほど辛いものなはず……。
「じゃ、食べましょうか? 凛ちゃ~ん? 顔色悪くない?」
「知ってるでしょ私苦手なの……当たんないでよ~」
「大丈夫だよ~!! 六分の一の確率だし当たらないよ~!!」
バスケ三人娘が一人を除いて余裕綽々だ……しかし狭霧、確率論は当たるから確立でも有るんだ……そして今の一言はフラグと言うんだ。
「じゃあ行くよ!! いっせ~のせっ!!」
佐野さんの音頭で六人が同時に口の中にタコ焼きを入れる。外は冷えていたが中身はまだ温かく意外と美味しかった。ふむ、意外とこう言うところで食べるタコ焼きも悪くない。そう思っていたら横から悲鳴が聞こえた。
「~~っ!! 信矢っ!! からっ、辛いよぉおおお!!」
「ああ、やはり不穏な事を言うから、ほらお茶……は、無いですね。仕方ない飲みかけですが私のコーラを」
「あっ、副会長それダメよっ!!」
「えっ?」
狭霧の分の飲み物の代わりに私のあげたのがまずかった?そうか、普通は間接キスとかで騒ぐところか……と、私が見当違いの考えをしている内に狭霧は私のコーラをゴクゴクと一気に飲み干していた。
「うぇぇ……に、苦いよぉ……信矢ひどいよ~」
「ああ、辛い物の後の炭酸ってそうなるな……」
「仕方ありません。狭霧お茶を取って来ます少々お待ちを!!」
私は部屋を出るとドリンクバーへ急ぐ、すると茶髪の男性店員がドリンクバーの機械をチェックしていた。
「すいません点検中ですか!? 水だけでも頂けませんか!? 恋人がロシアンタコ焼きにやられてしまって!!」
「あぁ、分かりましたよっと、今閉めますんで……ってお前……」
こっちを振り向いた人が驚いたような目を向けていた。そしてそれは私も同じで一瞬驚いたあとに同時に口にしていた。
「りゅ、竜さん?」「おまえ、信矢か……」
二年ぶり……では当然無く竜さんとは、この間の狭霧との放課後デートで牛丼屋の前ですれ違った振りだった。そしてあの時に横にはレオさんもいた。何とも締まらない、かつての仲間との再会だった。
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