第556話 防戦?
僕トラオ、城塞へ向かう道中で日が暮れたので三只眼の難民さん達と野営をした。
翌朝、野営地の防壁の外には体長4mほどの狼っぽい魔物の死体が何匹か転がっていた。
どれもカラカラに乾いたミイラみたいになってたから、夜番をしていた
簡単なメニューだけど温かくてたっぷりな量の朝食を摂ると、仮設住宅を
「えろいむえっさいむ、えろいむえっさいむ…」
一晩休んで魔力の回復したトラコが仮設住宅を撤去した空き地で召喚に再チャレンジしている。
トラコが呪文を唱えると地面に白い光で魔法陣が描かれていく。
「我は求め訴えりー!」
カッ
魔法陣が輝くと光の中から幸薄そうな人影が現れた。
『大魔王様~、四天王のファフが参りましたぁ~!』
人化した
「ファフは
『大魔王様~、わたし骨しか無いので飛べません~』
うーん、やっぱり。
トラコはガックリって感じで両手両膝を地面についてうなだれている。
昨日、3/5の確率でハズレを引いて、今日は3/4の確率でハズレを引き、深刻な精神的ダメージを受けたみたいだ。
後片付けの終わった僕らはまたお父さんの
徒歩の人もいる難民の人達はフランさんとファフさんを護衛につけて先発させている。
ヒカルさんの
直ぐにお父さんの運転する
僕らの目指していた三只眼の城塞都市は【魔王】軍に包囲され戦闘中だった!
「ああっ、そんな、【魔王】軍がもうこんな所にまで!」
ラナさんは軽いパニック状態になっておろおろしている。
難民の三只眼の人達の顔には絶望感が漂っていた。
「いや、もう陥落してるとかじゃなくて、まだ防戦中なんだから大丈夫だ」
しかし、お父さんは事態を楽観的に見ている。
ターン タターン ドーン
銃声に時々砲声が混じる。
【魔王】軍は銃だけじゃなく、戦車まで持っているようだ。
包囲陣の各所に配置された戦車が城塞都市に向けて大砲を撃っている。
防戦一方の城塞都市側は魔法で防御結界を張ってひたすら耐えているようだ。
ズシン ズシン ズシン
『ヒカル行きまーす!』
ヒカルさんの
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