11話 1期生、オーロ・ラウラ、襲来

あいくろコラボ楽しかったなぁ、あんな清楚と一緒にいられるとか役得やわぁ!



♪ピロンッ♪



ん?

濡羽?

何の用だ?


───────────────────┐

・濡羽

 コラボしません?



・黒翳覆

 準備は出来てるの?



・濡羽 

大丈夫です!通話かけて詳細伝えますね!

───────────────────┘

「もしもし?」



「あ"ー、もしもしぃ?(ツヴァイ声)」



「もしもし、濡羽です。ツヴァイさんですか。えーと、迷惑かもしれないですけど、地声でも大丈夫ですよ?私今少しだけ楽にしてますし。」



「あ"?地声出す相手は決めてんだよ。オフで会うの楽しみにしてろ!?」



「ヒィッ!っあ、すいません、余計なことを、」



「!?あぁー、ごめん。距離感ミスったわ。謝らんでいいって、タメ口にしてくれんか?友達と喋る時みたいな喋り方してくれ。」



「え?いいんですか?仕事だけの関係なのに?」



「タメでいいぞ。っていうかしてくれ。仲良くしたいからな。友達みたいに喋ってくれ。あ、お前友達おらんかったな?」



「もう!仕事の関係だからちゃんとしてようと思ったら!失敗するし煽られるし!もうアインスさんと変わってください!」



「どうしたの?(アインス声)」



「!?なんでそうすぐに変われるんですか!?馬鹿にしてません!?」



「www」



「笑い事じゃないんですけどぉ!?ちくしょう!なんでこうなるんですかねぇ!あぁもう、コラボの話しますよ!今回のコラボなんですけど…」



今回聞いた濡羽の話をまとめると、

・濡羽と俺ともう1人でコラボ

・もう1人は先輩

・先輩のチャンネルにお邪魔する

・どのキャラで来てもいいよ

・多分マシュマロ雑談する

だそうだ。



「それで先輩って誰なんだ?」



「聞いて驚け、なんとオーロ・ラウラさんです!」



オーロ・ラウラさんは女性で、アナザーズーの中でも多くのチャンネル登録者数を誇るライバーだ。ちなみに1位は天ちゃん。

アバターの見た目を簡単に説明すれば、

、である。

悪魔の羽が生えているが、シスターである。

巨乳の、とてもエッチな、シスターである。

清楚とは違う、蠱惑的な、シスターである。


アナザーズーの汚れを一身に引き受けるようなセンシティブな雑談、その魅力的な声を最大限生かしたASMRなどが人気だ。性癖を拗らせた人がここに行き着いている。ちなみにえっち絵の数はアナザーズーの中でダントツで多い。


なのだが、



「凄いな、あの人存在自体がセンシティブだからあんまりコラボしないのに。よく取り付けたな。成長したのか?」



「ふっふっふっ。」



「まあ誘われたんだろうけど。」



「くっ……。」



「やっぱり。」



「でも今回は普通に話せたんですよ!?」



「配信見てる限りだけど、あの人相手に合わせてくれる人っぽそうだから話しやすかったんだろうね。感謝しとけよー。」



「うーん、なんか納得いかないですね、はぁー。あ、ツイートよろしくお願いしますね。」



「ん、オッケー。普通にこのままツヴァイで行くからよろしく。」



「分かりました。」



黒翳 覆@ooi_kurokaza

 今回のコラボは先輩のオーロ・ラウラさん。


 あの人凄い人だからね。

 面白いことになりそうだな。


 コラボは22時!

 @256  ↺2036  ♡3826



─────────────────────

懺悔の部屋特別編 濡羽&黒翳襲来。

22:00 オーロ・ラウラ-Auro·raura-

─────────────────────



コメント

:オーラがコラボすんの久しぶりだな

:存在自体がセンシティブと言われてるだけある

:急だったから送ったヤバいマロ拾われたら死ぬ

:ワイ、性癖マロ送った

:↑はいはい成クレ成クレ

:もうちょい手厚く葬ってくれませんか?

:↑死ぬのは確定で草

:楽しみ



「こんばんは、今宵もアナザーズー教会へようこそ。貴方達の穢れ、ここで祓って行ってください。今日は濡羽さんと黒翳さんが来てくれています。よろしくお願いします。」



「よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」



コメント

:テレビ番組感がすごい

:既視感があると思ったらそれだ

:つよい



「それでは早速、送られて来たマシュマロに答えて行きましょう。まずはこちら。」



┌────────────────────┐

2期生からアナザーズーを知ったんですが、この教会に来た経緯や、なぜシスターになったのか、といったことを知らないので、教えて貰えませんか?

└────────────────────┘



「はい、これですね。この機会ですからもう一度話しておいた方が良いと思って選びました。お2人は、デビュー前から私のことを知っていましたか?」



「まあ、切り抜きや、ASMRで見かける程度には。でもあまりその辺は知らないですね。」



「私もそうですね。」



「では、お話しますね。私は、悪魔の中でも特異的な存在なんです。何が、というと、良心を持っているんです。悪魔は人間を誘惑する存在とされていますが、私にそんな目的はありません。まあ、隠している、なんて言われたらおしまいですが。」



コメント

:やっぱり凄い設定

:絶対この中に実体験入ってる

:正直たまに誘ってんのか?ってなる時はあるが

:つよい



「大抵の教会では神として同一の存在を崇めていますが、ここは違います。神と一口に言っても大抵は人間に厳しいものです。私は思うのです、大罪を犯したならまだしも、心の底から反省している者に罰を与えるのはおかしいのではないか、と。本人が苦悩していれば、例え神であろうと、罰を与える権利は無いのではないか、と!なので私はこの教会を作りました。悪人は矯正し、善人は救われる。そんな理想的な「神」という概念を、ここで崇めているんです。」



コメント

:話上手

:すごい

:つよい

:↑脳死つよい兄貴オッスオッス



「まあ皆楽しければなんでもいいと思うんですけどね。」



「そう言う事はすぐに言わないの。」



「合ってますけどね。皆が楽しめる世界にする事が重要なんですよ。」



コメント

:濡羽ぁ…

:的を得てるけど今言うことじゃない

:空気読めないなぁ…

:まあでもこのまま雑談入れる雰囲気じゃなかったし多少はね?

:皆楽しいからここに来てるんですよね

:よわい



「シリアスな雰囲気を壊せるのが濡羽さんの良いところだと思いますよ?」



「え?ありがとうございます。ほ、褒められちゃった…。ツヴァイお兄ちゃんは?」



「やっぱ空気読めないなぁ、今回は良いとしてもタイミング考えろよ?」



「そっちに振った私が悪かったです。」



コメント

:褒められて喜んで終わりにすれば良かったのに

:あーあ

:まあそれが濡羽の個性だしいいと思うよ

:個性がブルドーザーになってるんですがそれは

:クソザコ

:↑どんどん辛辣になってて草



「私の説明をした所で次へ行きましょうか!」



┌────────────────────┐

TSと男の娘と女装男子とふたなりとショタの

違う点と良い点を知りたいです、そういう事をよく知っていらっしゃると聞いたので、教えてください。

└────────────────────┘




「えー、私をどう思ってるのか知りませんが、話しますね。一応言っておきますけど、個人の解釈なので詳しいことは有識者さん方に聞いてください。お2人はこれについてどう思います?」



「違うことは分かってますけど、男の娘と女装男子、ショタと少年の違いが分からない奴だったり、後はふたなりの玉論争とかが激しいことは知ってます。」



「あんまり分かってないです。あと、純粋な疑問なんですが、こんな会話しててBANされないんですか?」



「至って真面目に話してるので大丈夫です。」



コメント

:分からん奴は許さん

:あれ正直考えれば分かるやろ感がすごい

:ちなみに俺は玉ありが好き

:↑よろしいならば戦争だ

:このチャンネル何回かBANされてる

:それでも続けるのは強すぎる

:つよい



「まず男の娘と女装男子の違いですね。まず男の娘は女装が必要でないです。女装をしなくても女の子に見えるのが男の娘です。それと違って、女装男子は女装をしなければ普通のイケメン、という場合が多いです。簡単に言えば、もともと女の子のような容姿をしているのが男の娘ですね。」



「へえ、他には!?」



「また、ふたなりは元が女の子なので、女の子同士、という物が増えますね。大分センシティブなのでこれ以上は話しませんが。また今度ね?えーと、TSは男から女、女から男になった上で、肉体的にはノーマルですが、精神的なBLとかGLに発展したりするものがあったりしますね。他にも強制型と希望型がありますが、強制型は前の性別との葛藤とかがあるのが良いですよね。あと、ショタと少年は違う。と言い切りたい所ですが、少年の枠組みの中にショタが入る場合があるのであながちそうとも言えないんですよね。言いたい事は分かりますが。ショタは小学生くらい、少年は成人前まで。と個人的には思っていますが、萌えればショタといった意見もあります。ショタは萌属性、少年は単なる年齢の分類と聞きますね。まあ、今言ったこと全て論争が終わりませんし、解釈の方法は人によって違うし、ましてや私が間違っている可能性もございますので、後のことは専門家とか有識者さん達に聞くと良いでしょう。」



「とても勉強になった気がする。」



「ここで勉強会をしていた…?」



コメント

:言い切った

:流石クイーンオブプロペンシティー

:↑これ誰が考えたんや

:天ちゃんやで

:マジかよww

:この配信自体性癖勉強会みたいなところある

:実際有意義な時間の使い方

:ちょっと有識者さんに聞きたくなってきた

:つよい



「これ黒翳さんってこの中のどこかに入ったりするんですかね?」



「確かに、俺も気になる!」



「黒翳さんは…。この中の枠逸脱してません?なんというか、TSという大きな枠組みの中に入りそうですけど、身体ごとにキャラも変わったりするので実質別人ですからね。やっぱり人格が違うと…。有識者さん、お願いします。」



コメント

:黒翳自分のこと分かってないの草

:丸投げじゃないか

:有識者さん任せた

:つよい



「そういえばこういう事を教会で話していいんですかね…?」



「さっき言ったようにここは理想の神を崇めている教会です。考えることくらい許してくれます。しかしながら、実際そちらの世界で犯罪を犯す、なんてことをするならばそれ相応の罰は受けてもらわないと……。では次ですね。」



┌────────────────────┐

藍ちゃんを見てると癒されるけど、ダークサイドに堕ちた藍ちゃんも見たいと思ってしまったので反省しに来ました。

└────────────────────┘




「正直私も思いましたよ?」



「!?」

「!?」



コメント

:!?

:!?

:でも正直思ってしまった

:↑分かるけども…!

:つよい



「清楚が堕ちるのには一定の需要がありますからね。大量の性癖を心の内に飼っている者としては色んな心の中のせめぎ合いがありますけど。あの子はあの子のままでいて欲しいですけどね!」



「あれ以上の清楚がこれから生まれるとは到底思えないんだ、この穢れきった世界の中ではっ…。」



「清楚ってだけでも需要があるんです…。」



「それだけいい清楚ってことはそれだけ堕としがいがあるってことですよね?まあでも別に堕とそうなんて思ってませんよ?そうするには勿体なさすぎる逸材ですし。」



コメント

:!?!?!?

:???

:↑理解出来てなくて草

:!?!る?

:↑こっちは誤字ってる

:つよい



「うーん、なんというか…。これは憶測だけどこのマロを送ってきた人がそういう性癖の持ち主だとしたら、堕ちる「」に興奮するんだと思うんですよね。だから期待して見てればいいと思います。癒されながら。堕ちたら堕ちた、そのままなら癒される。面白い楽しみ方ですね。」



「堕ちちゃったら終わりなんじゃ!?」



「そしたらマロ主の藍ちゃんに対する需要が減る訳ですか、難しいですね。でも私は藍ちゃんを汚しちゃ駄目だと思いますよ、あんな普通にイジって楽しい子なんていませんからね。私も含め皆の楽しみが減ります。あ"ー、コラボしたくなって来ました、誘いましょう。穢して良いのは私だけってことにしておいて?ね?」



コメント

:コラボ確定演出

:楽しみにしてるわ

:俺には罪悪感が邪魔して穢そうとすること自体が無理や



「知らないという罪と、知りすぎる罠…。」



コメント

:草

:ブレイドOPで草

:俺たちは知りすぎたから純真な頃には戻れない



「じゃあ次いきましょう。」



┌────────────────────┐

 オーロさんは2期生のことどう思ってます? 

└────────────────────┘



「面白そうですよね。藍ちゃんはさっき言った通り。鬼人くんは話したら配信的に面白くなりそうだから取っておこうと思ってます。あ、本人の前で言うのね…。」



「あ、気にせずどうぞ。」



「どうやっても気になりますよ…?えーと、濡羽さんは、まあ面白い人だとは思いますね。常識が分かるタイプで少し予想外でしたけど。黒翳くんは、底が見えませんね。色々とポテンシャルを秘めていそうでこれからが気になりますね。ちなみに私のことはどうお思いで?」



「えっちです。」

「えっちなんじゃないですかね?」



「!?」

「!?」


「???」



コメント

:え、ツヴァイくん?

:その呼吸を乱しに行ってて草

:濡羽は知ってたけど、え?

:1人事の重大さを分かってなくて草

:ヤバい

:オーラがこんなに調子狂うの久しぶり

:キャラ崩壊寸前



「そうでしょ?違うの?」



「そうだけど、え?ツヴァイくんそんなキャラだっけ?」



「そうだけど?」



「!?」



「大丈夫ですかー?」



「ハァハァハァ、そんないきなり冗談…」



「え?えっちでしょ?何が違うの?コメント欄?」



コメント

:えっちでしょ

:えっちです

:えっち

:えっちじゃん



「私をそんな目で見てたの…?変態っ…!」



コメント

:なんか興奮した

:助かる

:今更じゃね…?

:↑草



「調子狂いますね、なんなんですかね。そういう事言うのは濡羽さんだけだと思ってたのに…。あぁもう!次!」



┌────────────────────┐

 カウントダウンボイス誰か1人お願いします 

└────────────────────┘



「私もう1回やりましたよね、アーカイブ見てください。それでは、どちらかお願いします。」



「じゃあ私g」



「俺がやります!いやー、前からやろうと思って準備してたんだよなぁ!じゃ、濡羽、カウントは?」



「じゃあ……、7?」



7、6、5、4、チッチッチッチッチッチッチッチッ3、2、1、チッチッチッチッチッチッ0ドゥンドゥンドゥーン



コメント

:NEW電王で草

:かっこいいの助かる

:めっちゃクオリティ高いの草

:ほら、抜きたかったんだろ?使えよ

:これで抜いたら強者



「この辺で終わりにしますか!それでは、また次回をお楽しみに。さようなら。」



「ばいおおいー!」



「ばいからっ!」


─────────────────────


黒翳 覆@ooi_kurokaza

 コラボお疲れ様でした!


 予想より面白くて良かった。

 とても有意義な時間を過ごせたと思う。


 またコラボ出来たらいいね!

 @263  ↺2124  ♡3832

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