伸びた髪を見る

伸びた髪を見て

過ぎ去った時間を知る


外側は絶えず変化しているのに

内側は成長していないように感じる


自分が立ち止まっているのだろうか

周りが先に行ってしまったのだろうか



濡れた地面を見て

雨が降っていたことを知る


水に触れただけなのに

世界が違って見える


いつまで経っても

不変のものを求めているかもしれない



新聞を見て

きのうの出来事を知る


たくさんのことが起こりすぎていて

両手には収まりきらない


でも きっと みんな

自分の正しさを主張しているのだろう



社会で働いてみて

人間の孤独を知る


他人と較べてしまうから

自分をみじめに思ってしまうのだろう


最期に旅立つときは みんなひとり

だったら 善いことを積み上げたい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る