　オフ会というものはどういう感じなのだろうか。私の知り合いも参加したことがあるらしい。なんと言うか、別世界の人間だなぁと思ってしまう。いくら趣味が合い、ネット上で親しくしたとしても、会うとなると話が別だ。なんというか、隠者（陰キャという言葉を使いたくないので、こう呼んでいる）特有の、キモイと思われないだろうかとか、着ていく服がないとか、そもそも会って何をするんだろうかとか、そういう葛藤はないのだろうか。知り合いに聞いてみても、何それ、という顔をしていた。『普通』にしていれば、恥ずかしくない服装ぐらいできるし、雑談ぐらい容易いということなのだろうか。

　仮にそうであるなら、私は普通ではない。

　いわゆるオタクと呼ばれる人たちは、私のような人種が多かったはずなのだが、時代というやつなのだろうか？