実力者の品格
余裕のない実力者というものが炙り出されている気がする。
その道のプロとなれば、素人に容易に真似出来るはずがない、と構えていれば良いものを、わざわざ一段劣る、いや、ほとんど素人のお遊びのようなものに、お前たちは偽物だ、いますぐに辞めろ、本物の俺が言ってるんだ、などと捲し立てるのだ。
中学生がキャッチボールをしながら、見たか俺のジャイロボール、などと笑いあっているところに、プロの選手がズカズカ乗り込んできて、そんなのはジャイロボールではない、などと言っているようなものである。
誰だって馬鹿げてると思うはずだ。
しかし、この意見に対して、実際にジャイロボールではないのだから正しい、という人もいる。主題はそこではないのだが、この手の論点のすり替えはよく起こる。
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