看板に偽りあり

 兎角この世は嘘だらけ。名前のある人も、権威ある発表も、まずは疑ってかかる必要がある。それは世渡りとも言えないような、歩道を歩いているときに、なるべく車道側を歩かないような、意識せずともやるような行動だが、それをしてない人には奇異に映るらしい。

 あの人に限ってとか、テレビで言ってることだからとか、馬鹿馬鹿しくて仕方がない。他人の嘘に頓着しないということは、つまり自分がいくら傷ついても構わないということである。そんな生き方はごめんだ。

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