第21話 -兄貴-
自分と兄が8才離れているとはいえ自分が0才、兄8才小学生くらい、そして兄は小学生から高3まで家に一緒に暮らしていたはずだが、兄は、いつも外に遊びに行き外に逃げていたそうだ。僕が育児放棄されたときは赤ちゃんの頃からで、ほんと産み落としただけ、おふくろが狂っていた時、それを見たくない僕は、いちも置いてきぼり一人だった。父が帰ってくるまで、押し入れに隠れて過ごすこともあった。
兄がそばにいた記憶もない。
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