第178話ワルクラ配信3-2

@ほう、炭酸抜きストゼロですか…大したものですね。

※先日の監禁人狼の冒頭にて大量の炭酸抜きストゼロが待ち受けてるとおっしゃっていましたがその後無事飲みきったのでしょうか? もしよろしければ参考までに通常版との違いをレビューして下さい。



「あぁ、あれですか……はい、無事先日飲み切りまして。何と言いますか……年老いて丸くなったストゼロみたいなお味でしたね、ごちそうさまでした」


コメント

:絶妙に言葉濁してて草

:ビワハヤネキの為にバナナ味出してあげて

:と、炭酸抜き淡雪が申しております

:え、あわちゃんがストゼロ飲んだの?

:おや?

:ここで自ら立てた別人説が足を引っ張る


「あ、ちがっ、あっ、」


し、しまった! 今まであわの時に露骨なストゼロ飲みましたアピールは控えるようにしていたのに、清楚って誉められて嬉しくなったせいで気が緩んだ!

どうしよ、釈明するか? いや今のガチトーンは流石に誤魔化せない! 

……よし、こうなったらあの芸人さんの理論を借りよう。


「えぇ飲みましたよ? 飲みましたとも。でもあのストゼロは炭酸が抜けたことで同時にアルコールも飛んだので実質度数は0、大人のフルーツジュースなわけです。私が飲んでもなにも問題ありません」


コメント

:ぇぇぇ

:どっかで聞いたことある理論だな

:開き直るな

:アルコールゼロ理論は草


ふふふっ、どうよこのカロリーゼロ理論ならぬアルコールゼロ理論、これでこの場はしのぎ切って見せましょう!


「なにか反論があるのでしたらどうぞ? V界のひろ〇きことこの淡雪が徹底的に論破してあげますよ?」


コメント

:さっき論破しないでって泣いてた人が何か言ってる

:うそつくの、やめてもらっていいですか?

:でもストゼロは家にあったってことですよね? 買ったんですか?


「スーパーで喉が渇いていたので炭酸ジュースと間違えて買いました。喉が渇いているときに飲んだのでアルコールが喉に引っかかって体には吸収されないのでアルコールゼロです。というか私が飲んだのは炭酸も抜けていたので-です。度数-9%です」


コメント

:度数-は草

:というかストゼロは-196度にしたときにアルコールも一緒に凍らせた結果アルコールは死ぬから最初から0%だぞ

:アルコールは燃やせば飛ぶんだから凍らしても飛ぶにきまってるんだよなぁ

:上の人達未だに天動説とか信じてそう

:でも缶に9%って書いてあるし……

:表記ミスだぞ

:でも俺前飲んだ時は酔いつぶれたし……

:うますぎて体が驚いただけだぞ

:別にその-196度は果実を凍らせる温度であってアルコールを凍らせてるわけじゃないで

:というかアルコールって凍らないんじゃなかったか? そこまで温度下げたら知らんけど


「というかストゼロだけの話じゃないんですよ。こんなに清らかな私の手にかかればお酒だろうがジュースだろうが泥水だろうが指で触れただけであら不思議、不純物ゼロのおいしい真水の出来上がりです」


コメント

:ア〇ア様みてぇだな

:触れたもの全てストゼロにしそう

:シザーハンズ

:流石怪獣0号

:数字捻ってくれや

:必死に開き直ってるところ申し訳ないけど手遅れです

:言えば言うほど酒を飲む自分を必死で肯定する酒カスにしか見えなくなってきたの草

  

「それってあなたの感想ですよね(泣)」


だめだ、この理論を続けていたら更に清楚からかけ離れてしまう気がする。

もう次のマシュマロいこう……。



@「ね、ちゅうしよ?」って、できるだけ早口で言って

「合併症」ってゆっくり言って@



「喧嘩売ってますよね? 逆なんですよ逆、あと合併症はゆっくり言っても大して意味ないような……でも私はやってやりますよ。熱中症はこれでいいとして、問題は合併症をゆっくりですね。いいですか皆様、よく聞いててくださいね? 合併症と言う、ただこれだけで絶対に皆様のことドキッとさせてみせるので。その代わりちゃんとドキッとしたら負けを認めて私のことを清楚だと崇め奉ってください」


コメント

:おお!

:やってやれあわちゃん!

:ミュートしました


よし、それじゃあ一度深呼吸を挟んで…………行くぞ!


「がっ、ぺい……しょう?♥」


コメント

:きっしょwwwチャンネル登録抜けるわwwwww


「(ダアアアアアァァァン! ダン! ダン! ダン! ダン! ダアアアァァンン! カランカランカランカラン……)」


コメント

:大草原

:ここまで容赦ない全力の台パンは初めて聞いた

:ハレルンの台パンの10倍の威力はある

:ミラノ風ゴリラありがとうございます

:これミラノ風ゴリラちゃう、ただのゴリラや

:テーブルの上の空のストゼロ落ちちゃってますよ

:缶が転がる残響が悲しすぎる

:落ち着いてあわちゃん!

:大丈夫! 想いは届いてるよ!


「ぜぇ……はぁ……ぜぇ……はぁ……ほ、本当ですか? ドキッとした人いてくれますか? 今私は心に大変深い傷を負ったので、良ければコメントに書き込んで慰めてください」


コメント

:合併は断固拒否させていただきますが、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます

:ごめんね……せめてスパチャ送るね ¥50000

:どうしても脳内変換でシュワちゃんが「SEXしようぜ!」って言ってるように聞こえるんよ

:うーん、3点笑

:あ、ちゃみちゃん配信開始した、さらだばー


「(ガシャアアアアァァァーーンン!! ガン! ガシャン! バリン! ガシャアアァァーーーンンン!!)ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛~~~~!!!!」


コメント

:この音! 間違いない! キーボードクラッシャーだ!

:キーボードクラッシャー懐かしい! 久しぶりに見た! 

:キーボードで台パンするな!!

:最後の斬新なビブラートまでそっくりで草

:この外見でガチギレしながらキーボード振り回してるのかと思うと草

:ごめんごめん! 落ち着いて!

:清楚! あわちゃんすっげぇ清楚!


その後、吹き飛んでいったキーボードのキーをはめ直しながら流石に手のひらを返したリスナーさんに慰められる私なのだった。


「もう! 前に似たようなこと言ったかもしれないですけど、こんなプロレス真に清楚な私だから許されるんですからね! 女性の知り合いとかに同じことしたら絶対にダメですよ!」


コメント

:この寛大さは間違いなく清楚、いや聖女

:身を削って笑顔を届けてくれる神、これぞライブオンの清楚枠

:ありがたやありがたや……

:女性の……知り合い……?

:連絡先を見る、そっと閉じる


「ぁ……」


コメント

:シュワちゃんの教えに倣って積極的になったら……

:ほら、俺達にはライブオンがあるから……

:ママならいるよ! ぼくママならいる!


「ぇっと、な、なんかごめんね? つ、次のマシュマロ行こうか! ……って、なんで私が謝っとんじゃあぁぁぁ!!!!」

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