一話目を読んだ時にこのお話は最後どうなるのだろうと、話が進むたびにどう終わるのだろうと考えながら読んでいました。
きっと最後は辛くて泣いてしまうかもしれないなんて思ってましたが、このラストでいい意味で色んな切ない感情を吹っ切れさせてくれました。

ハイネや雪さんや亡くなったお姉さんのそれぞれの気持ちを考えると、冬の美しくも冷たい描写と相まって切なくはなるのですが
人生ってそういうやるせない思いの連続なのかもしれません。
ハイネとお父さんのやり取りが何だかとても好きでした。いい親子だなと思います。

拝読しました。
非常に細やかな描写で綴られたハイネや雪、その他人物たちの心情の機微に心を動かされっぱなしでした。
終盤の演奏会のシーンを独白で語っていく場面に圧倒されたといいますか、読んでいるこちらまで心を剥き出しにされたようですごく切なくなりました。
ラスト二話では切なくも心洗われたような、不思議な清々しさで気持ちがいいです。
このお話は紙の本で読み返したくなりますね。
素敵な物語をありがとうございました。

登場した方々の心情を想像すると、息苦しくなりました。なかなか思う通りにいかないよね、と共感するところが多かったです。
ラストは、耐えきれず涙してしまいました。