第2話 マンハント
「何人こっち側につく?」
『8人かな』
「半分以下か」
思ったよりも少ない。
都内で信用がおける金庫番を洗いだし、さらにその中からまともな人間を選別して20に絞った。
「いずれにせよ、説得のときは終わった」
『金はどこに動かす』
「まだ動くな」
金は囮。強盗事件だと思わせてなるべく警察を金の移送に食いつかせ、その間に8人を国外に逃がす。
「警察の動きがおかしい」
事前に公安から買ったデータと動きが違う。というより、動きが鈍すぎる。
「公安から連絡は」
『ないね。買い切りのデータだったし』
支払いも完了している。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます