第6稿 校正作業
校正。それは。
紙に打ち出されて送られてきたものを、確認する作業です。
今回は週末が連休でその前に届けなくてはならなかったので、日数が少なくて。休みがなければ終わりませんでした。
ちなみに連休が仕事だったのだ。逆で良かった(笑)。
原稿に、校正さんがシャーペンで書いた指摘や疑問を確認し、マルか×か、別の感じに変えるか、赤ペンでチェックしていきます。赤字で訂正されているのはなかったです。これは校正さんの好みかも知れない。
具体的にどういう指摘があるかと言いますと。
まず一番多かったのが、表記の揺れ。
「過ぎる」と「すぎる」
「上手い」と「うまい」
「達」と「たち」
本文に何度も現れるこれらを、漢字か平仮名に統一しようぜっていうことです。
漢字か平仮名かは、その時のフィーリングでしたからね。出るわ出るわ(笑)。
あとはグリフォンが「一頭」と「一体」のがある、とか。
そういうのを統一していきます。
あとルビの間違いもありました。
ルビは自動でふっているようです。
「海
説明不足なども指摘されます。
今回だと、主人公が最初南下して来るんですが、そのあと陸地に入ってどの方角に進んでいるかが書いていなかったので、そのこととか。頭の中では解ってるんで、うっかりしていましたね。
こういう「どういうこと?」っていう指摘は、あまりなかったです。何度も見直していますからね(笑)。
他には「誰が」したかを入れた方がいいとか、語順の入れ替え、説明の重複や順番を変えるなど、多くのページにちょこっとでも何かしらの指摘が入っていました。全然ないのは少しだけ(笑)。
特に表記の揺れが多いんで、だんだんどの字を漢字にしたのか、解らなくなります。不安しかない。
冒険者「パーティー」と「グループ」を、最初に出てきた「パーティー」に統一しよう、というのもありました。『小説は色々言い換えて語彙が云々』という書き方の記事を見ていて、同じにしないようにしていたんですが、裏目に出たものもあります。
えええ~。
ちなみにこのお話では、パーティーは厳密にはギルドで申請してあるグループなので、申請しているか知らない場合は、グループで大丈夫です。どこにも説明してないけど(笑)。
主人公が冒険者にあまり関わらないんだもん! もう。
勿論セリフなんかで変えたくないのは、そのままにしてもらいます。
誤字や誤用、送り仮名が一文字消えてるなど、意外とまだまだありました。
色々直したので、改行を変えたりもしました。
問題は誤用。
自分では間違ってないと勘違いしている場合があるので、訂正されている時に、なんでか解らないんです。
単純に送り仮名の問題で違って見えていたり、この場合はこっちじゃないよ、だったり。用法が違ったら言葉を変えなければいけませんが、慣用句を変えるほどではないのかが解らない時が。
硬い、堅い、固い……この使い分けが出来ていなかったのは、やっぱりって感じでした(笑)。難しい!
町と街も、途中で解ってきたんですが、まだ難しいですね。
未だに「肩が張る」が、なぜ訂正なのかが解らないです。
方言……ではない(稀に勘違いしている)。実際の肩こりの症状としてしか使わないのだろうか……?
「肩が凝る」でもいいんですがねえ……、使いたかったんですよね。ネットで調べても、「肩が凝るに同じ」しか出てきませんでした(笑)。
ちなみに「肩が凝る」は、夏目漱石先生の造語だそうです。解らな過ぎて語源を調べた。
あとは空行を入れたり(行がずれて必要になった。ページの最後だから入れてなかった)。
後書きまで訂正がありました。ここは自由に…と、いうわけにはいかないのね(笑)。
二ページの筈が、少し増えました。なので半端に少しだけ、三ページ目にいってます。時間があったら、文章増やしたかったなあ。白さが勿体ない。
次巻の反省点ですね!
少し学んだから、出せるといいな(笑)
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