2020年8月-9月

残暑の縁鮮やかな朱の稜線へ 飛んで火に入る五分の魂


いらいらいらいらいらいらいらいらいらいらワークエリアを手癖で埋める


こんにちは 私に優しくあるためにお迎えされたネコとキーウィ


なぜこうも躍起になるのか 自と他との境を示す非存在の記号


花束も指輪も紙も証明は不要、見失わない限りは


電話だけ繋いで布団に投げていた背中が火照る深夜2時半


穏やかな作業音の夜 変わらないあなたの声を遠くした私

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