ワニな僕

君が過度にあの人と話しているのが嫌だ。


そう思いながら、君をじっと見る僕はまるでワニのようだと自分で思った。


こうやって君を見てること、君は知っているんだろうか。はたまた、周りも知っているんだろうか。


あぁ、嫌だな。嫌だな。

分かってるよ。分かってるんだよ。


君は、質問を聞くため、あの人、つまりは先生との交流を深めるために話してる。


それは分かっているよ。好きな人いないって言ってたし。だから、あの人のことは好きじ

ゃない。それは別に疑ってないよ。


けど。けどなぁ。

あぁ、僕は、今すぐにでも君を食べてしまいたいよ。それぐらい、君は可愛くて魅力的。

一方で、それを自覚してない君が嫌いだよ。

君によってくる奴はたくさんいるのに。


あーあ、こんなにも好きなのに。

僕は、今日もまたグルグルしてる。


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