僕たちは「人間同志」

駅のホームで、僕は気づいた。


見渡す限り、そこには「人間」しかいない。

他に、電車を待っている生物なんていやしない。


僕は、人間だ。

あの人たちも、人間だ。

僕たちは「人間」という同志だ。




じゃあ、どうして、僕たちは争うの?

じゃあ、どうして、僕たちは傷つけあうの?

じゃあ、どうして、僕たちは欺きあうの?


どうして……それを、やめないの……?

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