10/4 欧州資本主義の発展は如何なるものであったか?
読みたい本が減らない……まぁ良いか。
『欧州経済史』
著 大塚久雄
本書は、一時期歴史学会で大いに評価された大塚史学の一端をなしたものです。マルクスとウェーバーの学説を基礎にしながらも、特にはその認識を修正しつつ、問屋制手工業→工場制手工業(マニュファクチャ)→産業革命という魅力的な歴史理解や、貨幣経済が資本主義を生み出したという単純な考えにに反論していきます。産業資本を結び目とする網こそが資本主義だとするならば、今までその発展過程とされてきた問屋制手工業は逆にそれを牽制してきたものであり、資本主義化の中でそれは封建制、ギルド同様破壊されであったということを述べていくという内容です。
正直なかなか読みにくいですが、内容は非常に面白いので、興味があれば是非!
感動度 ★★★★
オススメ度 ★★
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