第17話 神無の月二十一日・エクロス君の覚悟 ③
「不死身だと? そのレッドゴーレムの弱点は水だろう」
エクロス君が緩めて地面に降りていた。彼女の嘘を見破れていた。
「そうよ!! 弱点は水よ!! てめえぃら、水属性の魔法ができるかぃ!!」
確か彼女の言った通りだった。水を使える人がいなかった……
「やれやれ、本当に舐められたな。あのようなモノ、塵まで残さなければいいよ。あなたたち、遊びはそろそろ終わりにしよう」
エクロス君がまた
って、遊びなの? まさか! あの三人がまだ本気を出さなかったの!!?
「アハハ! バレたか? さすがエクロスだな! なら、オレが本気を出すよ! 弱点何かどうでもいいぜ! セルシア、リスティア。あんたたちもな!」
クリオ君がいつもの明るい笑顔に表していた。二人を呼び掛けていた。
「なら、拙者も全力で敵を倒してござるよ!」
セルシアちゃんが剣を鞘に収めていて、膝が少し曲げって、攻撃の構えを取っていた。
「はいな! お兄様! この嫌いババがあたしに任せてくださいよ!」
リスティアちゃん、どうしてあなたが天使のような笑顔でそんな言葉を話すの!?
クリオ君が力を凝って、両腕に筋が浮き出っている。全身が銀色のオーラに覆われている。
「ダブルデスハウリング!!」
全身を覆われているオーラが両拳に集中していた。拳を撃ったとたん、オーラが二匹の銀色の巨大な犬になっていた。ゴーレムに飛び出していた。
ゴーレムにあったら一瞬に、「ドッガン!」と音が聞こえてきた。ゴーレムが屑さえ残らず爆発されていた。
【召喚生物:レッドゴーレムが消えました】
セルシアちゃんが攻撃の構えを取ったままに、全身がピンク色のオーラに覆われている。そのオーラが剣に凝っていた。
「
彼女が剣を抜き、迅速で空振りしている。剣の前に、ピンク色の気圧が形成していて、どんどん大きくなっていた。サクラの花に覆われている爆風になって、ゴーレムへ飛んで行った。
ゴーレムを爆風に囲まれていた。次々と「ツッ! ツッ!」と斬撃のような音が聞こえてきていた。風が止んだ時、ゴーレムがもう塵になっていた。
【召喚生物:レッドゴーレムが消えました】
す、凄いよ! 知らず知らずのうちに、二人は既にこれほどまで強くなったのか? さすが我の子だ! お母さんが超嬉しいよ!!
後はリスティアちゃんだけだ。頑張ってね!
彼女が空に浮かぶっている。背の後ろに火の玉で円の形を組みたてていた。日輪のように輝いている。
彼女が両手を空にあげて、口に聞いたこともない言語で詠唱していた。上空に広い赤い魔法陣が現れていた。
「出でよ!! ゴーレムよ!! あたしの盾になれ!!」
あの魔術師やっと恐怖を感じていたそうだ。再び四体のゴーレムを召喚していて、自分がゴーレムの後ろに隠れている。
「エンシェントノヴァ!!」
魔法陣の光が真ん中に一点集中していた。その光景、まるで夕焼けのように綺麗だった。
突然、真ん中から火の光が閃いていた。「ドッガン!」と、魔術師とゴーレムにいる場所に爆裂が起こっていた。火が空までに燃え上っていた。
【召喚生物:レッドゴーレムが消えました。人間:フェオラが『身代わりの御守り』により、死亡を回避しました】
生き…… 返ったのか? もし再びその醜い顔で戦いを仕掛けるなら、絶対に殺せる!
「ただいま~」
リスティアちゃんが緩めて地面に降りっていた。我の腕をしがみついている。
「お母様! 褒めて! 褒めて!」
燦然たる微笑している娘を見て、彼女の頭を撫でている。
「リスティアちゃん凄いよ! お母さんびっくりしたよ! さすが我のリスティアちゃんだ!」
後ろにいる三人もこっちに向かって歩いてきた。彼らの顔を見て、緊張していた心境が安堵していた。戦闘を始めた時から、ずっと彼らが怪我をするのを心配していた。いくら敵との差が知っている上にも、この不安も解消されていなかった。これが、母親ならではの気持ち…… よね。
「あなたたち、ご苦労様よ~ これほどに強くなんて、お母さんが驚いたよ」
……
爆発で起こった熱の波がやっと終わっていた。魔術師の姿が現れていた。皆が再び戦闘の態勢を取り、警戒している。
しかし、あの女が跪いて、哀れな声で請い求めていた。
「助けて!!! お願い!!! 許してくれ!!!」
「このババ! 自分が何をしていたか分からないの!!! 絶対に許されないよ!!」
まだ迷っている間に、リスティアちゃんがもう彼女を叱っていた。
「あたしのせいじゃない!! あの男だ!! あの男があなたたちを捕まえると言っただから! あたしはただの共犯だ!! 許してくれ!!!」
あぁ、『全部あいつのせいだ』か!? 皮肉と思わないの? あなたの顔が、あの男に数倍より醜いよね。今さらすべての責任を死人に擦り付けていた。
しかし、人間を殺せること…… 本当に…… できるのか?
「去れ!!! その醜い姿、二度と我らの前に現れない!!! さもないと、今すぐ殺してやる!!!」
「お母様! どうして……」
エクロス君が腕を横に上げ、我の滅茶苦茶な行為に疑問を持っている三人を止めっていた。頭を左右に振っていて、まるで『もういい、お母さんに任せてくれ』を話したようだ。
エクロス君。お母さんを理解してくれて、ありがとう。
女魔術師が我の話を聞いて、まるで希望を見ていたようだ。
「ありがとうございました!! あたしは絶対にそうなんことをしません!!」
立ち上がって、森の奥に逃げ出していた。
彼女の姿が森に消えたことを見て、涙を流していた。
自分の弱さで、家族を脅かすような隠れた弊害を残してしまった。母として、言うまでもなく、失格だった!! 彼らのために、思いきって覚悟を決めらなければいけない!!
「お母様。泣いています…… か? 魔法の余波に傷つけられていましたか!! ごめんなさい!! あたし……」
リスティアちゃんの天使のような顔に、心配かつ自責な表情に表していた。
子供に自分のことを心配させるなんて、それはいけない!!
我が微笑んで彼女を見っていて、手で彼女の頬を撫でている。
「心配かけて、ごめんね。お母さんは全然怪我をしなかったよ! ほら、元気でしょう! そして、あなたたちもね。 ありがとう!」
隣のクリオ君とセルシアちゃんの顔にも、明るい微笑みに表していた。
「最後は…… !」
我がエクロス君に向けっていて、彼を胸に抱き締めている。
「エクロス君! ありがとう~」
我の予想外である行動によって、彼がやっと驚いた顔に表していた。
「こら! 放せ! 自分はおいくつが分からないか!? こら! 皆がこっちに来たよ!!」
歳? 1ヶ月22日だよ~
「嫌だ! 放さないよ!! 絶対に放さないよ!!」
「ホホ~ エクロス兄様の顔が赤くなりましたよ~ 照れてる~照れてる~」
「オレも母さんの抱っこが欲しいな!」
「兄上が狡いでござるよ! 拙者も!」
三人が
エクロスが翼を煽って、我の胸から抜き出していた。空に飛んでいた。
「まったく…… 私はもう一度森のトラップをチェックして行く!」と話したら、森に飛んで行った。
彼の遠ざかる姿を見っていて、笑いていた。
これがうちの次男であった。いつも冷たいポーカーフェイスを装っているが。心の中では、いつまでも皆のことを思っているよ! 自分なりで家族を守っている。 さすがに自慢の息子だよ!
…………
密林の中に、フェオラという人間の女性が慌てで走っている
「あの魔物たち!! よくもこのあたしを! 絶対に借りを貸してやろう!! 首を洗って待ってるよ!! てめえぃらが勇者様に片づけられているよ!!!」
「ホ~ やはり人間というモノはそう簡単に変わらないな」
この突然に響っていた声で、彼女の全身が痺れているように、驚きしていた。
声の持ち主は、先に一撃で仲間を殺させていたバンパイアであった。
「てめえぃはどこだ!!! 早く出てきて!!」
彼女が怒りで叫んでいた。しかし、誰でも返事していなかった。
突然、太陽が雲に隠れていた。周りは死ぬように寂静だった。茂った木の葉が凄まじい風で揺れて、「サッ…… サッ……」と恐怖な音が響いていただけであった。
「こら!! 出てきて!! てめえぃを…… てめえぃを殺す!!!」
周りの恐怖によって、彼女がヒステリックしていて、更なる大きい声で叫んできていた。
「サラ…… サラ……」
彼女が何かが動いていることを意識していた。視線を上に移り、確かめていた。
十数メートルまで生えていた木の枝に、無数なるコウモリが逆さに吊るしている。血のように赤い目で彼女を睨んでいる。
「コウモリ野郎!! どこだ!! てめえぃを殺す!!! アイスースピアー!!!」
彼女が魔法を放って、無数なる氷の槍が上に飛び出して、コウモリの体に着き通して、空に飛んでしまった。しかし、コウモリたちが何の傷もなかった。まだ彼女にじろじろと睨んでいる。
「もう狂っていたか? それはただの影よ」
バンパイアの声がまた響いていた。彼女の精神は既に崩れていた。地面にへたり込んでしまい、失禁してしまった。
「助けて! お願い!!! 許して!!!」
彼女が必死な声で請い求めていた。
「やれ!」
密林の奥から、無数なる本物のコウモリが彼女に飛び来ていた。一瞬だけ、彼女がコウモリたちに敷き詰められてしまった。
「助け…… て…… 死に…… たくな…… い」
彼女が皮膚、血肉、内臓、骨さえ残らず喰えられていた。
コウモリたちが空中に集めていて、地面に影を作っている。影の中に、エクロスの姿が現れていた。
「お母様の優しいを利用する愚か者よ、これがお前の報いだ」
彼が自分の手を見て、何を確かめっているようだ。
「思った通りだ。眷属で敵を殺す場合、私はEXPを得られない。こうすれば、お母さんが知らないうちに、敵を殺すことができる」
「いいよ。これから、脅威を排除することは私に任せてくれ!」
彼にとって、家族は何よりも大切な存在である。しかし、優し過ぎているお母さんはともかく、性格が明るい兄妹たちさえもこのようなことで手を染められたくない。ならば、すべてのことが自分一人で背負ってばいい。これこそ、エクロスという男の覚悟であった。
「眷属たちよ、あの人間を持つ記憶が私へ渡そう」
数匹のコウモリが彼の肩に降りて、音波で彼に何を教えているようだ。
「何!!」
彼の無表情な顔が急に緊張なる表情に変わっていた。物凄いスピードで家族にいるところに飛んで行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます