第六話 容疑者Xの闇

前回の続き ◇第二回 2-B探偵団会議◇


五藤 凌真

「いや、教室に忘れ物を…

 というか、皆さん声デカすぎですよ」


下島 幸平

「ごめん。」


五藤 凌真

 「柏原先生の父は薬品所持者で、半年くらい前に自慢されたと、この前言って…」


鈴木 明李

「その事は皆知っていると思います。ホームルームで言っていましたから。」


五藤 凌真

「じゃあ、何故?」


松本 港之介

「先生の祖父さんの持っている免許は、専門大学を卒業すれば貰えるものです。あのような危険な薬品は使用できません。」


下島 幸平

「そもそも、祖父さんは3、4ヶ月前に亡くなってしまっています。」


五藤 凌真

「そうか。やっぱ頭の良い連中には叶わないな。じゃあ、俺はそろそろ帰るわ。」


山神 麻衣

「さてと、また容疑者が闇に包まれてしまいましたね。」


伊藤 駿田

「もう5時だ。帰ろう。」



探偵たちの謎解きは、まだまだ続く。

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