告白してしまいました
29
待ちに待ったデートの日。
もとい、お出かけの日。
超浮かれていた私は、待ち合わせの駅前で紅林さんを見つけただけで顔がにやけるという、もう嬉しさのメーター振り切ってるんじゃないかと思うほどニコニコしていた。
そんな私が連れてこられた場所。
私は今、港にある大きなイベント会場の前に立っている。
「…機械工作展示会?」
会場に設えられている看板の文字を思わず声に出して読んでしまった。
ええっと…。
「入口はこっち。行こうか。」
さくさくと進んで行く紅林さんの後を慌てて追う。
待って待って。
これ、デート?じゃないよね?
ま、まあ確かに、どこに行くのか聞いてなかったし、紅林さんとお出かけできることに浮かれていてそれ以上何も気にしてなかったわけだけど、まさか機械工作展示会とな。
予想外すぎて、状況がのみ込めませーん!
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