第466話 エレベータで

俺はショッピングセンターに来ている




駐車場は4階だったため、エレベータで1階へ移動しようと考えた




エレベータにつくと、ちょうど閉まるところだった




「乗りまーす」




俺が声を掛けると、開くを押してくれたのか、閉まりかけた扉が再び開いた




中にはすでに6人の大人が乗っていた




チラリと見えたエレベータの定員は6名。もしかしたら、ブザーが鳴るかもしれない




幸い、俺が乗ってもブザーは鳴らなかった




「っと、セーフ!」




すると、俺の後ろにでもいたのか、青年が滑り込んできた。このエレベータはギュウギュウのはずなのに……その時、俺は気づいてエレベータを降りた




「あれ? 降りるんすか?」




「あ、ああ……」




俺は階段で下りることにした。なぜなら、どう考えても8人も乗ればブザーが鳴るはずなのに鳴らなかったからだ




ブザーが壊れていたのか、それとも俺だけに見える客が居たのか……




まあ、5階建てのエレベータで満員になるわけ無いからきっと後者だろうな……

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