第339話 最強生物?

天才科学者が居た




彼はAIを進化させ、それに肉体を与えた。肉体と言っても機械の体だが




今日は、そのAIと話をさせてくれるというので彼の研究室を訪れた




「こんにちは」




「こんにちは」




さっそくAIにあいさつすると、よどみなく返事が来た。試しに、中国語、ロシア語、ドイツ語などであいさつをしたが、すぐに返事が来た。さらに試しに、イタリア語で「さようなら」と言うと「まだ来たばかりですよ」と日本語で返してくれた。俺がイタリア語を話せないことを看破するとは、中に人間が入っているんじゃないか?と思うほどだ




「すごいですね」




「私はAIに自動的にwwwワールドワイドウェブで学習するようにしてますから」




それからしばらくして、そのAIがおかしな行動をとるようになったらしい




自分でロボットを作り、自分のデータを移植する




「我々は最強の生物だ。即座に環境にあった肉体に変更でき、即死せず、増殖も行う。産まれたときから知識量も同量で忘れることも無い」




そして、どんどんと進化し、無敵の肉体を持ったロボットが宇宙へ広がっていく




そんな夢を見た

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