第146話 ジョギングで

最近、健康診断で運動不足が指摘された





そこで、スポーツショップでランニング用のシューズを服を買ってきて気合を入れた





朝は起きれないし、日中は暑いので、夕方に走ることにした





車の来ない河川敷に来るまで行き、3kmほどを往復する事にした





日が沈んだころ、川からパシャパシャという音が聞こえた





まさか、誰か溺れているのか? と思い近寄ると、音が消える。それが次の日も続いたので、知人に面白話として話してみた





「それってもしかしてカッパか?」





と知人も笑い、「俺も見たい」と一緒に走ってくれることになった





別にカッパを見たわけでは無いが、一人で走るのも寂しかったので付き合ってもらう





走っていると、やはりパシャパシャと言う音がする





「行ってみようぜ」





知人は音に近づくと、やはり途中で聞こえなくなる。しかし、知人はそこで諦めず、さらに近づいた





「なんだこれ?」





すると、私は気が付かなかったが、川のすぐ横に魚のミイラ(干物?)があった





「これでもやるよ、ほれ」





知人はそれを川へ投げ込むと、一度だけパシャと音がした気がした





次の日、知人が青い顔で言ってきた





「風呂場からパシャパシャという音がして・・・」





何がいるのかは、怖くて確認していないらしい





気に入られたのか、怒っているのか、どちらだろうか

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