とくさつぐみとひーろーだいなー
「まさか、これが食べられる日が来るとはな」
「はい! 美沙先輩、誘って頂きありがとうございます」
期間限定で行われているヒーロー喫茶にやって来た美沙、海、ナナちゃんの通称特撮組の三人は恐竜の様な器に入れられたカツカレーを前に目をキラメかせていました。
「二人とも、爆竜なカツカレーで良かったの? 握りとか……ぜんぶ鳥な御膳もあったよ」
「俺は食後のカラフルなパフェで全力ゼンカイ分を摂取するから大丈夫だ」
「ナナもそのつもりでした」
美沙はつい、美沙と全く同じ考えを持つ二人の決め顔を見て笑ってしまいました。
「美沙?」
「美沙先輩?」
「ごめん、美沙たちって本当に気が合うと思ったら笑えてきちゃって。飲み物も揃ったし乾杯しようか」
美沙がそう言うと、海はクールな侍のシンケンを模したストローが付けられたイチゴミルクを、美沙はまるで怪盗が警察に向けた予告状のようなホワイトチョコプレートの入ったブルーハワイドリンクを、ナナちゃんはシュシュッともといシュワッと爽やかな緑色のクリームソーダを手に取って乾杯しました。
海 「次は寿司屋のカレーを食べてみるのもありだな」
美沙 「エビとイカのシーフードカレーだっけ?」
七海 「寿司屋の寿司は……まぁ、良いとしましょうか」
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