ふたりだけのやくそく

颯  「いつも相談に乗ってもらっているのに勉強まで教えてくれてありがとな」

笑舞 「気にしないで」

笑舞 「ワタシも教えることで覚えられることもあるから」

颯  「そういえば、生徒会って成績上位に居ないといけないってマジ?」

笑舞 「そんな話は聞いた事は無いけれど」

颯  「報道部ネタだからマジかと思っていたけどガセだったか」

颯  「でも、小柳橋さんは学年順位良かったよな?」

笑舞 「自慢できるような順位ではないけれど」

颯  「ちなみに何位?」

笑舞 「前回は一位だったかしら?」

颯  「いや、その順位で自慢できないなら俺なんてどうなるんだよ」

笑舞 「ワタシは順位よりも点数を重視しているから」

笑舞 「全教科で満点を取れないと自慢は出来ないわ」

颯  「それでも一位取れるって事は点数取れているって事だろ?」

颯  「良いなぁ」

笑舞 「颯さんは覚えが早かったので今回は良い点が取れると思います」

颯  「だとしたら小柳橋さんのおかげだよ」

颯  「また教えてもらいたいくらい」

笑舞 「ワタシで良ければお付き合いします」

颯  「流石に悪いよ」

颯  「生徒会で忙しいだろ?」

笑舞 「生徒会でしたら、試験期間中は休みです」

颯  「マジ?」

笑舞 「マジです」

颯  「なら、その言葉に甘えようかな」

笑舞 「はい、甘えてください」

颯  「早速だけど、明日の放課後とか大丈夫?」

笑舞 「はい。構いません」

颯  「それじゃあ、よろしく」

笑舞 「よろしくお願いします」

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