第10話 セフレは大人のオンナ限定

突然‼


光寿郎の着信音が鳴り出した。

光寿郎はアタオタしながらポケット

にしまった携帯を取りだし、落とし

そうにしながらバタバタと


♬♪♬♬♩♪♪♬♩

上着のポケットにしまった。


♩“♬♬♪♩♬♪

「鳴ってるよ」


「え?ああ💦 (( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…」

何故出ないのか?結菜は不思議‼


「あ、いいよ気にしなくて‼」


光寿郎はスーツの奥のポケットに

押し込めた。

♪♬♩♪♬♩♬♬♪♪♬♩


「鳴ってんじゃん。」


「う、うん。気にしないでくれる。」


ドギマギしながら光寿郎は携帯を

前ポケから後ろのズボンポケへと

押し込んだ。

着信音が止まるまで待っつもりか?

前ポケから後ろポケへ移動させて

も着信音は止まらない!


「ポチッとボタン押せばいいのに!」


「あ、いや分かってる!」

光寿郎は、焦りながら気にしない

フリ?


そりゃあ、いくら結菜が鈍感でも

分かっちゃいますよw‼

「あはは﹏あ〜 w女だ‼?」


(꒪ω꒪υ)ウッ


「ズボシか?

電話出たら?静かに

しとくから!」


結菜はニヤリと微笑み光寿郎を

じーっと見た。


電話をブチッと切ればそれはそれで

煩いし、出ないで知らなかった

で済ます方がややこしくならない。


着拒にすれば関係切れそうで

それもヤバイ‼

お気に入りの、おねーさんを探す

のは又また面倒

慣れ親しんだセフレだし、おしい。


光寿郎は気まずそうに

電話に出ると

チラチラ結菜を気にしつつ話始めた。

「もしもし」


《《モウッ、光ちゃん今日誕生日‼

私と約束してたでしょう。

忘れちゃったの‼

何で来ないの‼💢》》


ギャンギャン声が高い

スピーカーのように漏れてくる。


光寿郎はウッ…電話を受けた

片耳を塞いだ。



結菜は聞くつもりは無かったのに

声がやたら怒っててデカくて

キーキうるさい。


「あ💦ああ💦ゴメンゴメン

マリア今度何か送るよ。

本当だってば・・・💦」


「モウッ‼ マリアって誰よ‼

私玲奈だし‼」


「(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…ゴメン💦

冗談💦、知ってるよ玲奈だろ?」

結菜は呆れていた。

コイツ何人女いるの?


これだったら彩ちゃん一筋の

優の方が何倍もマシ‼

断言できるワ。


女からの、お電話は次から次へと

鳴り止まない。

遂に結菜の腹ぺこも限界に

近い。


「ねえ、光寿郎?

私いてもなんもならないし

腹減ったし、いくね。」


“ちょっと待て“

光寿郎は電話を抑え結菜に

ストップをかけた。


“直ぐ終わるから・・・“


「ああ、モウッ💢

私‼ お腹すいてんの‼

何時までアンタの長電話付き合わ

なきゃ行けないの‼

しかも、引き止める意味が

分かんない‼ 勝手にしろ‼」


結菜は髪をアップに結い上げ

ワインカラーの胸の少し開いた

膝までのパーティドレスを着て

前で結んだリボンが可愛らしい。


目にかかる、つやつやとした

前髪の向こうから可愛らしいクルリ

とした目が覗き、アイシャドウが

キラキラしたラメ入りで・・・


怒りで、とんがっている気の

強そうな結菜の、目は抱き締め

たい程愛らしい。


気の強い女は

嫌いなはずなのに何故か

結菜にはウズウズしてしまう。



光寿郎は年下と付き合った

ことが無い。


全部自分の言い分が通って来た。

27歳、結菜は22歳、歳下だ‼

光寿郎はどう扱っていいのか

分からなかった。


「じゃあね〜光寿郎‼」


「ちょ、ちょ、待てって‼」

腹が減ったら不機嫌さ満載になる

結菜を止められる筈もなく


結菜は来たエレベーターに

乗り込んだ。


光寿郎は電話をブチ切り結菜に

待った‼をかけたが結菜は

サササと居なくなった。


ヴヴヴ ヴヴヴ ヴヴヴ

マナーモードにしても煩く

鳴り止まない電話をコートに押し

込み結菜を追いかけた。


「優の奴、覚えてろよ﹏ 💢

変な気回しちゃってえー

プンプン

クリパって言うから、ドレス

来てきたのにいぃぃぃ‼」

結菜の怒りは優に向いてしまう。


エレベーターを降りて

プリプリ、プリプリして歩く結菜を

発見‼ 光寿郎は背広を靡かせ

追いついき、結菜の手をガシッと

捕まえた。


後ろから急に掴まれた手に

ビックリした結菜は固まる


ギエッ

そりゃあ急に掴まれたらビックリ

するのが普通‼


「待てって‼

一人でいて、変な男に捕まったら

どうするんだ?

酔っ払いも沢山いるだろ‼」

必死な光寿郎を見て結菜は


「ん?」

キョトンとする結菜に違和感を

感じて光寿郎も・・・


「ん?」と立ち止る。

「‪‪‪𐤔‪‪‪‪𐤔‪ブハッ!!

変な男って(笑)

アンタだって充分

変な男なんですけど‼」


結菜は又ニッコリ笑い小首を傾げ

光寿郎に向けて👉を指した。


「充分、アンタが変な奴ですヨ‼」

フンッ‼ 結菜は鼻息荒くレストラン

の中へと歩いて行った。


「なっ‼ ・・・オレが?」


光寿郎は携帯の電源を落とし

コートの中に押し込み

レストランのスタッフに預けて

中へと足を進めた。


結菜の座る席に着くと

モロに嫌な顔をされた。

ご機嫌ナナメな結菜はメニューを

見て知らん顔をする。


「いらっしゃいませ!

九条様、何時ものワインを御用意

いたしますか?

美味しい地酒もございます。」


黒服に蝶ネクタイ

胸の名前プレートには支配人?

結菜はチラチラ。


「結菜好きなお酒は?」

結菜はブンブンと首を振る。


「じゃあ、ワインでいい?

美味いワインがあるんだ‼」

優しくご機嫌取りながら話しかける

光寿郎に、キッとした眼差しを

向けて‼


「オレンジジュースしか

の・ま・な・い‼」


Σ(ㅎωㅎ;)エッ‼

ツ━━━━━ンと応える結菜に

ドギマギする光寿郎を見て支配人は

(ʘ╻ʘ)!


「じゃっじゃぁ

オレンジジュース」


《デカいコップで‼

出来たらジョッキで‼》

結菜は光寿郎に威圧的な言い方


光寿郎は支配人に、罰悪そうに言う

ああ💦デカいグラスで

オレンジジュースを頼むよ。

僕は烏龍茶普通で‼」

腹を減らし

足をジタバタしてる結菜に

光寿郎か気づき


「あの〜支配人

頼んでいた料理を直ぐ

お願いします。

彼女お腹空くとイラつくんで‼

悪いね。」


(ⓞДⓞ)エッ!?

支配人は驚いた。

何時もなら女性の方がアレコレ

注文し、酒もお任せ状態


今日は何時もと真逆状態‼

烏龍茶を飲む光寿郎なんて

見た事無かったからだ‼


「わ、分かりました。

直ぐお持ちします。」

多少動揺するものの平静を保ち

ながら支配人は品良く頭を下げて

去って行った。


その様子から度々このレストラン

を訪れているのが分かる。

もしかして仕事って本当なんだ‼

結菜はそう思った。


「光寿郎はお酒飲んだら良いのに!

私は私の分しか払わないから

別料金で‼」


何となく光寿郎が自分を気にして

お酒飲まないのは気が引けた。

しかも高そうなレストラン

光寿郎の分まで払うには

財布と相談した結果ハッキリと

告げておく必要がある。


「ププ━ꉂꉂ笑━ッッ!!!

何で年下のお前に払ってもらう?

一応この店のオーナー

ってかホテルも九条家だし。」


「ゲッฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ!!そうなの?

で、でもぉ!

じゃじゃあ席変わるよ、

こんな御曹司と食事出来ないし

・・・💦」


「ダメ‼ 結菜と食べたいんだよ‼」

少し低めに声を荒らげる光寿郎に

腰をあげようとした結菜は

光寿郎が少し寂しそうな目を

したので又腰を “ドスン“ と

落とした。


結菜は意地悪そうな目を近づけて

「光寿郎のオゴリ?」

光寿郎は、仕立ての良いスーツを

ピッと引きコクコクと頷いた。


「ドンだけ食べてもいいの?」

結菜の弾んだ声が響く。

光寿郎は恥ずかしい素振りも

見せず、ザワザワとするスタッフ

を気にも止めない!


「勿論、腹一杯食べろ。」


「ん?

デモ、私はアンタの

オンナみたいに

媚びうらないから、奢っても

無駄だよ‼

捨て金だよ?」


ぷぷぷ

「女に不自由してないよ。

下心なんて無いから

安心して食べな‼」


ズラズラズラーつと出てくる

コース料理はクリスマスぽく飾り

付けられ凄く美味しかった。


しかし腹の真ん中の空洞が

埋まらない。

まだ食べたい。


エビとホタテのグラタン

フルーツサンド

鰻重を別注文


「ち、ちょっとお待ち下さいませ。

鰻重は御用意出来かねます。」


「あーじゃあ注文してくれる?」

光寿郎は仕方なく頼んで見た。

支配人はアタフタしながら


「レストランが出前?

・・・分かりました。」

とだけ伝えピューと消えた。


「あ💦ゴメン

あると思って言っちゃった。

だって英語か仏語かメニュー

分かんないし

ニョロニョロした字じゃ読めない

も━━━━━━ん。

テキトーに言っちゃった。

>👅<`テヘ」


直ぐエビとホタテのグラタンが

大皿で運ばれてきた。

ザワザワと厨房からの視線が

熱い。


「光寿郎も食べる?」

結菜は、一応ご挨拶程度に聞いてみた。


「い、いや俺は、遠慮するよ

腹パンパンだし・・・💦w」


結菜は目を爛々としてパクパク

パクパク 美味そうに食べだした。


「結菜、流石に鰻は、食えねーだろ?」

ニンマリと笑う光寿郎に顔を上げて


「は?何で?

食べるのだけが楽しみになのに

水ささないで、オレンジジュース

オカワリ‼ 大盛ジョッキで‼」


光寿郎は結菜の元彼雄吾の言葉を

思い出していた。


前が見えない位のどんぶり飯

腹いっぱい食べる姿も可愛くて・・・

クククꉂꉂあははは

成程ね。


笑う光寿郎の前に鰻が並んだ。

「お待たせしました。」


キャャヤヤヤ

「美味そう〜」

((´(´・(´・_(´・_・(´・_・`(´・_・`)えっ

結菜の悲鳴に全員が注目‼

彼らの目はコレ腹に入るのか?

そう言っていた。


いつの間にか他の客迄、見物しに

集まって来た。

結菜が食べまくると拍手喝采

みんな結菜の腹に注目


結菜は空になった器を披露しながら

頭をさげた。

パチパチパチパチパチパチパチパチ

沢山の人が驚きながら拍手


結菜の腹は、ポンポ〇山の狸さんみたいになっていた。


流石にもう食わねーだろ?

と思うとスタッフも腰がひける。


「デザートは、あのぉ〜?

いかがなされます・・・か

キャンセルしましょうか?」


女性のスタッフが伺いをかけて来た。


光寿郎は結菜の体を心配して


「いや、流石にいいよ

キャンセルで、な‼ 結菜‼」


「う・・・ん?なんで?

食べたい😍。」


「は?腹壊すぞ‼何言ってんだ?」

怒りモードの光寿郎を余所に


「産みたてプリン

フルーツタルト

モンブラン

チョコレートケーキ」


結菜は又ニッコリして

「出来ましたら、二つづつ

お願いします。」


それを聞いていた光寿郎は


「イヤ、ゴメン‼

俺、甘いの食べれ無いんだワ」


申し訳なさそうに光寿郎が呟くと

結菜は可愛らしい目を細めて

「♥エヘヘアンタは自分で頼んで

コレ私が食べるヤツ

二個づつお願いします。」

と念を押した。


ズラズラズラーと並んだホテル

自慢のデザートに結菜は上機嫌‼


「うわぁ〜美味しそう❤」

目をキラキラさせてスイーツを

見つめついにケーキフォークを

握った。


「んーんん❤

美味しい〜女の子に生まれて

良かったぁ〜♡♡」

と頬に手を当て御満悦、足を

バタバタ、パタパタ

結菜は食い物を前にすると

落ちきがなくなる


一つ食べる事に感激する結菜を

見て‼

ドキドキする光寿郎は

『本当可愛い。

今迄の女は何なんだ?


食べ終わったら俺のカードで

お支払い。

その後ブランド品のオネダリ


そして大人のお付き合い。

俺はそれを目当てに金を使う。


赤い唇に厚化粧、直ぐ関係を

持ちたがるが、結菜はまるで逆だ‼』



俺はジッと結菜を見ていたようだ。

口をモゴモゴさせながら

リスみたいな顔をして上目遣いで

オレをジッと見て、




「たべたい?一個あげよっか?」

結菜の綺麗な黒目が俺を覗き込

んでくる。

ずっと見ていた事で欲しがってるの

と勘違いされた様だ。


「無理‼ 勘弁してくれ‼」

俺はホットコーヒーを堪能する。

このコーヒーは光寿郎が南米を

渡り歩き探し出したコーヒー豆を

輸入して日本人の口に合わせて

ブレンドを重ね作り出したのだ


評判良くすぐ売り切れてしまう。

俺の自慢の豆だ‼


なのに結菜は目もくれない!


「あー美味しかった。

ご馳走様でした。

結菜は手を合わせ頭を下げた。」


今迄の女は食事が終わると

次の誘いをかけてきた。

結菜にもちょっと期待した・・・

した・・・のに💦


結菜はピャピャピヤと走り出し

会計を済ませようとした。


「いえ、九条様のお連れ様ですの

で・・・」


「え‼? 光寿郎の連れだと駄目?」


「いや、あの‼

お支払いはお席で済ませておられ

ますので・・・」


「あああ、大丈夫大丈夫

割り勘ですからコレ私の分。」

結菜は諭吉さんを差し出すと


「えっ・・・と

困ります。」


スタッフのお姉さん系スタッフ

さんは光寿郎の席を上品な手をだし

片手で肘を曲げさした。


「ん?」



結菜がフツと振り向くと光寿郎が

黒いカードをフリフリしていた。


「それにこの金額じゃあ半額

にも値しませんので・・・」


「エッ‼ んな食ったっけ?」

⊙⊙!!全額で幾らですか?」


「ハァえっと10万は軽く越します。

光寿郎様のご予約で

かなりの食材を御用意致し

ましたので・・・💦。」


じゅうじゅう十━━━━━万越え!!

流石に払えない!

ショボショボと撃沈され


ニッコリ笑う光寿郎に

「ど・う・も、ご馳走様でした。」

と不本意ながら頭を下げた。


本当なら仲間と街の普通のレストラン

でクリパで食事・・・の後

カラオケで盛り上がり

そのまま部屋で飲み明かす予定


何もこんな高級レストランで

金使うつもりは無かったのに

・・・💦

腹一杯、これは普通食べれない

高級レストランで堪能したくせに

後悔しっぱなしの結菜だった。



「じゃあ此処で‼」

レストランの前で光寿郎と別れた。

食い逃げってやつだ。



予想はしていたが結菜は

ホテルの部屋のあるエレベーター

に乗って上がって行った。


まあ観光疲れしても仕方ないだろう。

光寿郎はそんな結菜を見送った。


残された光寿郎はホテルの若い

役職を連れて飲みに出かけた。

暫く飲んでいたら、

艶やかな歳上、35位の美人が

目に入った。


向こうもチラチラ光寿郎を気に

している。


光寿郎が彼女に向かい、軽く

グラスをあげると光寿郎の

シャッのカフスボタンがキラリ

と光った。


反応は直ぐ帰って来て向こう

から彼女がモンローウォークで

歩いてきた。

彼女もパーティの帰りのようで


赤いカクテルドレスにクルフワな

カールの髪、文句の付けようのない

大人の雰囲気‼ マジでタイプ(♡А♡)


ホテルに誘ったら

迷う素振りをしながらも

光寿郎の誘い文句に直ぐ落ちた。


彼女に、コートを、はおわせながら

長崎の夜景を楽しんだ。

ホテル迄の5分位の距離を

腕を組みながら歩く。


だんだんといい雰囲気になって

彼女と抱きあいキスをした。

角度を変えて熱烈に・・・

大人のディープキス

💋


今夜は😤頑張るぞ!!!

気合いを入れると彼女の甘いキス

で益々興奮して来る???


薄目を開けると目の前に

⊙⊙!!

キョトンとして立ち尽くす

かわい子ちゃんが

いた。


「んっ♡ンンン〜♡」

彼女はノリノリで又キスをせがん

出来た。



モコモコのコートを着てジーパン姿

じーっと珍しそうに俺達をみる

さっきの結菜とは装いが違う


「(๑꒪( ꒪Д꒪)ヤバ💦…ゆ、結菜?」

水をぶっかけられたような感じで

サ━━━━━━━━━ツと冷めた‼


青くなった光寿郎はもうもう

ただただビックリ、アタフタ

「光寿郎さっきはありがとう。」


「ゆ、結菜?どこに行って

たんだ? 寝たんじゃ無かったのか?」


結菜は(・·・)?

「へ?子供だって八時には寝ないよ。

お寿司食べに行ってたんだよー」


「は? あんなに食べたのにぃ」


「もう消化しちゃったよ。」


そんな結菜と光寿郎の会話を

断ち切る様に彼女は、光寿郎の腕をつついた。


「ねえ〜♡

早く二人になりたぁーい♡」


光寿郎をなまめかしい目をして

誘いながら

結菜をキッと睨んだ。


「ああ、ああすみません。

光寿郎彼女連れて来てたんだ‼」


「いや、ちが「なんだぁ、だから

あんなに高いの頼んでたのぉ〜

彼女の分だったのか?

彼女さんすみません

私が食べちゃいました。」だから

違うって」


彼女は´⊙д⊙`what!な顔をして

いる。


彼女は、光寿郎の腕をシッカと

掴んで “お前、早くどっか行け“シッシッ

オーラをポンポン出していた。

彼女は段々イライラしてきたのか不機嫌さを丸出しにして睨み付けてきた。


そこまで空気読めない結菜じゃない。


「あ、お邪魔みたいですね

じゃぁ、いい夜を・・・コワ」


結菜はサッサとヘタなスキップ

しながらバックをフリフリ立ち去った。


ルンルンと、ご機嫌な結菜の後ろ

姿をボーっと見送る光寿郎だった。

結菜が御機嫌な訳は

そう凄く美味しそうなカフェ兼

ケーキ屋さんを見つけたのだ。


「明日絶対いこ━━━━っとぉ♬♪」


「ウッ結菜‼ アッ待てぇ━━

待てって結菜‼」


結菜をボーっと見送りハッ‼と

我に帰った、光寿郎はベッタリと

張り付いた女の腕を

引き剥がそうと必死‼


「ちょちょ離せ‼」


「えー♡

いやぁよぉう〜離さなーい!♡」

金持ち、イケメン逃がしてなるか‼

女も食らいついてくる。


「頼むよ━━━は・な・せ‼

💢ギロリ‼」

睨む光寿郎を前にしても必死‼


(ω´)


(((;꒪ꈊ꒪;)))ヒエ━━━━━━ぇぇぇ


凄みの聞いた光寿郎の睨みに

女が怯んだ隙を見て光寿郎は

結菜を追いかけた。


「結菜━━━━━あ

結菜━━━━━━あ💦

待て待て待て‼」


その声に振り向いた結菜は



「光寿郎?彼女さんは?」


結菜はキョトンと

して不思議そうな顔をして聞いて

来た。


「ん?彼女?・・・あ‼

違う俺には彼女なんて居ない‼

セフレだけ‼」


「・・・セフレ?

じゃああの人は?



あ・・・ああぁそうなんだぁ﹏w」

状況を察した結菜は呆れてしま

った。


「ホントに、アンタ

エロくない!」























































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