「罠があるよ」

妖精がおれの耳元で囁いた

「そこに罠があるよ」

って

ああ

おれは頷いた

確かにおれの目の前に罠らしきものがある

その罠に足を踏み入れてみた

「そろそろ死ぬよ」

妖精には何もかもわかるのだ

ああ

おれは答えた

そろそろ死ぬだろうな


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