花が咲く


花が咲く

名前は与えられていないが

きっと素敵な花なのだろうそれは

おれは鼻血を出しながらそう断定する

名前の無い花なんかそのままにしておけ

鼻血が

何もしてないのに勝手にだらだらと流れてきて

でもおれはそんなの気にしない

気にするのはいつだって他人だ

いや他人だってそんなの気にしない

見ず知らずの奴の鼻から血が流れてたっていちいち関心を示すほど暇ではない

例えばおれが美人な女性なら間抜けな男が近付いて来るかもしれない

「あのう~、鼻からなんか出てるみたいなんですけど、大丈夫ですか?」

善意を装った知能犯

自分のちんぽこを穴に挿入させるためなら思ってもいないことでも平然と口に出来る屑野郎


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