わたしが狂うとき


わたしが狂うとき

音はしないから

気を付けてね

あなたがその異変に気付いた時には

もう既に

症状はかなり進行しているから

微笑んでいたって

中身には

もう何も入っていないかもしれない

わたしはただ

真実に触れただけだから

壊れてしまっただけだから

涙を流すあなたを

ただ不思議そうに眺めるだけだろう


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