おれのカマキリは強い

おれのカマキリは怖い

おれのカマキリは不敗神話を築き

おれのカマキリは新しい扉を蹴破る

そしておれのカマキリは勝手にずけずけその奥へ進んで行った

さすがはおれのカマキリだ

やっるうー

おれは感嘆として

教会からの賛美歌が鳴り響く日曜日だった

おれのカマキリは巨乳

おれのカマキリは角刈り

おれのカマキリはブリヂストンで踏み付けられって全然、平気

そのような結末が用意されていると勝手に思い込んでいた

だがおれのカマキリは死んだ

内臓を四方八方に飛び散らせて

人生は思い通りにならないことの方が多いのだった

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