第三節:その他の装備

 ほかに購入したものといえばどこかで荷物の量が急に増えても対応できるように革製品のボンサック六シルズ(筒型をした縦長のバッグ)本体の口を縛って留めるタイプのワンショルダーを買って背嚢ザックの一番上に折り畳んで入れた事くらいである。


 下着類はウチにある物から持って行きたのでそちらは費用発生して無いのである。


 又お財布も旅行用に補強のしてあるものにしたため五十ブロスかかり、小銭入れも抜ける事が無いような底を補強してある物にしたので二十五ブロスかかった訳である。


 後は何が起こっても良い様に裁縫さいほう道具の一番軽いセットを入れ、革用の針と革ひもを数本追加し十シルズかかったことくらいであろうか。


 残るは防具であった、軽さと機動性を極めた何かの甲羅こうら製のバラせるサーペントメイル胴鎧(胴体・肩当・腰当)九十シルズと、頭をカバーできるオープンヘルムを二十五シルズで購入したのである。


 師匠の教えの通り、回避率が下がらない様なものにしたのであった。



 最後に日記帳用に、高級革張り装丁の無地の羊皮紙を八十枚使用したものを、本四冊分十シルズで購入した位である。


(まとめ買いしたので、安かったのであった)



 備考:性的な何かになるかは別として下着の重量


 ショーツ一枚当たり二十五グラムという計算、ブラジャー一つ当たり七十五グラムという計算


 下着上下計〇.一キログラム×十=下着十セットは一キログラムを荷物に持ってある。


 着用分は〇.一キログラムで計算済み。



 本当は着替え用の服も欲しかったのだが、荷物になるというのと冒険用では無かったのでウチから私服を四着持っていくという事で済ませてあるのでお金はかかって無いのである。



 消費分が 八ゴルト九十一シルズ  五ブロス五十カルドとなり、

 残額が九十一ゴルト  八シルズ九十四ブロス五十カルドとなったわけで。


 銀貨以上を財布に詰め込み、青銅貨と銅貨を小銭入れに分けて入れることにして。


 財布の中身[0.28kg]

 五十G×一[0.06kg]、十G×四[0.12kg]、一G×一[0.015kg]、

  五S×一[0.025kg]、一S×三[0.03kg]


 小銭入れの中身[0.18kg]

 五十B×一[0.03kg]、十B×四[0.08kg]、一B×四[0.04kg]、

 五十Ca×一[0.03kg] 貨幣全重量〇.四六キログラム、


 装備と荷物の重量六〇.三一五キログラム、

 細かいように思うが、この世界重量はかなりしっかりしているのである。


 何せ細かい針の体重計が、出回るくらいなのだから。


 全装備重量+体重(身長百五十七センチメートル体重で四四.三七キログラム)

 全重量:一〇四.六八五キログラムになった。


 日ごろかなり鍛えていたから、普通に動ける範囲で済んだのだが荷物はこれ以上増やせなかった。


 こうやってすべての準備ができて、旅に行けるようになったのである。


 当時の私の考えがいかに甘かったかが、この買い物で良くわかったのであった。


 下着とか服(ドレス一、礼服一、私服二)頂き物とかを買うと更に掛かっていたはずであった、そこまで買わなくてよかったのを当時は神様を普段信じない私でもいい家の生まれで良かった神様ありがとうと思ったモノであった。



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