第4-1話

僕は花村ユウキ、幼稚園のねんちょーさんだよ。えっへん。


今日はカナコおねぇちゃんと一緒に公園に遊びにきたんだ


だけど今日はいつもと違うんだ


怖そうなお兄ちゃん達がいっぱいバイクに乗って暴れてるんだ


ここは公園だからバイクなんか乗っちゃいけないんだ


しかも怖そうなお兄ちゃん達がカナコおねぇちゃんを見ると近づいてきたよ


僕の名前はユウキ!


怖くても、男の子の僕がゆうきを出しておねぇちゃんを守るんだ


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


大きな声が聞こえたと思ったら体の大きなお兄ちゃんが手をバタバタさせて走ってくる


「なんだこいつ…ぐへ」

「テメぇやりやがったな…ぐは」

「何モンだよおま…ぐふ」


大きなお兄ちゃんは大きな手でお兄ちゃん達を殴り飛ばし、大きな足でバイクを蹴飛ばしながら凄いスピードで走っていった


何か落ちてる…ソーセージ?


ワン!


お兄ちゃんのあとから仔犬が走ってきた


しっぽをブンブンふってソーセージをみてる


「たべる?」


中身を出して仔犬に向けると凄い勢いでたべてる


お腹すいてたみたい


くびわに何かかいてある


(だれかひろってあげてください)


「おねぇちゃん!この犬かっていい?」





あのあとおとうさんとおかぁさんをなんとかせっとくさせて飼ってもいいっていわれた


僕の名前はユウキ!

ちっちゃな相棒はあの大きなチャンピオンみたいなお兄ちゃんになるようにチャンプって付けたよ!


おねぇちゃんはなんだかピーマンを食べたときのおかおしてたよ


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