第三章 アナザーストーリー
第二十六話 出発の時
トーナメントを終えて2週間。いよいよ明日は新たな旅への出発だ。
相変わらず草原のど真ん中にぽつんと立っている外見は古めかしいが内部は真新しいと言うような、未だに謎が多い小さな小屋で生活している。
ただ小屋でのんびりとしている訳ではなく、毎日のトレーニングも欠かさずにやったし、時には大草原へ出て近くのモンスターたちを討伐しながら走り回ることもあった。
それにしても、やはり何か普通のゲームとは違う物があるように感じる。世界一位になってしまったが、これも設定されたストーリーなのだろうか。それとも…
また深く考え事をしてしまっていたようだ。もう日付が変わろうとしている。アレックスがこちらを覗き込んで様子をうかがっているようにも見えた。
まあ良いや。今日はもう寝よう。
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