第十五話 予選②

アレックスの素早い身こなしで、スタジアム上は大騒ぎに。


プレイヤーA

「おいお前、さっき同盟組んだのに俺のババロンに攻撃しただろ。」


プレイヤーB

「は?!俺は何もしてねえよ。お前が攻撃したんだろ。」


プレイヤーC

「君たち。同盟だとか守護だとか、自分たちだけ有利にしようとするんじゃないよ。」


プレイヤーA、B

「ふざけんな。調子乗ってんじゃねぇよ。」


プレイヤーA

「いっけぇババロン!あんな奴ぶっ飛ばせ!」


プレイヤーB

「バブルス!強ワザだ!」


プレイヤーC

「ラングロス。防反撃カウンター。」


攻撃した2体の怪物モンスターは後ろに大きく跳ね除けられ、気絶していた。


一方、攻撃を受けたラングロスは至って平常。全くダメージを受けていないよう。


ナレーターB

「2体同時に気絶してしまいました。No.9さん、No.25さんは退場してください。」


プレイヤーC

「やれやれ。」


その頃、アレックスは…


会場の天井にぶら下がり、皆の様子を眺めていた。


もちろん、裕翔くんの指示でだ。

…下で自滅させようという考えかな?

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