　……というタグがTwitterで回っておりまして、Twitterで呟くのに考えてみたのです。小説１０選か～……。10に絞るのって大変難儀な作業であります。で、出たのがこちら。

　ダブル・ジョーカー

　トウキョウ・プリズン／柳広司

　帝都物語／荒俣宏

　東京異聞／小野不由美

　魍魎の匣／京極夏彦

　魔女たちのたそがれ／赤川次郎

　くまのパディントン／マイケル・ボンド

　狐島の鬼／江戸川乱歩

　カンパネルラ／長野まゆみ

　大道寺一族の滅亡／栗本薫

　Twitterでは「結核の社会史／青木純一」「重光葵／福富純一」を入れましたが、これは小説とは言い難い。感染症好きなので、感染症系の本は片っ端から読みます。そして、重光葵も好き。この人ともかくすごい。今の日本にはこういう人、なかなかいない。

　とまあ、こんなんで今の私が生成されております。

　こうしてみると、自分ではBL恋愛ものを書いているくせに恋愛ものやエッセイはほとんどなく……ミステリー系が多いようです。幼少時代から、怪しげな雰囲気に惑わされ、少しBLちっくなテーマに翻弄されて、BL作家としての私が誕生したようです。

　小学生の頃から図書館通いが好きな割に、読む本のジャンルは偏っていました。もともとADHDみたいなタイプで、興味のないことをやるという作業が苦痛で仕方がないんです。活字を追うのも適当で斜め読み。指で追っていかないと、文字が抜けるというタイプでした。

　だから、巷で流行るベストセラーは、好みじゃないと一切手を付けず。本は読む割に、ヲタク的なものばかり読み漁るので、人と話が合わないんですよね。最近も図書館で本を借りますが、どうやらまだ誰も借りていないのではないかという新品ものばかりを借りてしまいます。きっと、誰も読まないヲタク本なんだ……泣。

　しかし、くまのパディントンが突出して、別ジャンルなんですけど笑。このシリーズは本当に大好き！　あのなんともとぼけた間の抜けたパディントンがめんこいのです。お世話になっているブラウンさんの傑作を塗りつぶして自分の絵を描いちゃったりね、ママレードサンド持参でロンドン塔に行くから、カラスに付け回されたりね、大工道具もらって家具壊しちゃうしね……本当、やらかしてくれるんですけど、最後はみんな幸せな気持ちになれる南米生まれのクマ。本当癒されます。

　みなさまの名刺代わりの１０選、どんなものが選定されるのでしょうか？　お時間ある時に教えてください～。